増える宅配ボックス

世界中で流通する宅配便の総数のうち、およそ半分は中国国内のものだというから、その量には驚かされる。
 人口が多いのはもちろんのこと、1日で楽天市場の1年分を売り上げる「シングルズデー」をはじめ、ECサイトのセールが活発な中国なので当然かもしれない。

 宅配の最終拠点からユーザーの手元に届くまでのいわゆる「ラストワンマイル」は、商機でもあり、悩みの種でもある。
 ドローン配送や無人カートなども試験的に運用が始まっているが、いまだ人間の手によるところが多いようだ。

 そんな中、受け取りも配達も可能なスマート宅配ボックスともいえるものが広まっている。

 業界最大手の豊巣(丰巢/HIVE BOX)が提供する宅配ボックス(写真)は、中国国内にすでに約5万台以上設置されているという。
 主な設置場所はマンションやオフィスの入り口付近や、公共機関など。

 この宅配ボックス、利用料は配送業者が支払い、受け取る側は無料である。利用は簡単、WechatもしくはAlipayと専用アプリを紐づけることで、荷物が届くとチャットで通知が届く。宅配ボックスの液晶を操作し、QRコードをスマホで読み取るなどの方法で開錠できる。

 一般人が荷物を送るために利用することも可能で、アプリで送料を支払えば、指定の時間に宅配業者が受け取りに来てくれる。

 もちろん、ボックスは24時間利用可能。
 再配達の手間やコストが問題となっている日本でも、同様のサービスが一部で始まっているが、普及すればかなり便利になりそうだ。

Photo:Shutterstock

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