飛び上がるほど美味しいカエル料理とは

 四川や広東を始め、中国南部の多くの地域ではカエル料理が人気である。かつては北部 を中心にカエルを食べたことがない中国人も多かったが、最近はカエル料理が全国へと 広がる傾向を示し、提供する店がどんどん増えている。

 このように今では中国人に大人気の食材だが、実はほとんどが北米原産のウシガエル。中国には1959年キューバから養殖用に持ち込まれ、90年代から大規模な養殖が始まったという。ウシガエルはガマガエルよりも体が一回り大きく、成長も早いので、食用として養殖に向いていたからだと言われている。つまり、カエル料理は伝統的な中華料理ではなく、ザリガニと同様、外来の食材を用いて作り出した「現代中華料理」なのだ。

 食べてみると、味わいはさっぱりとしていて、食感は肉類の中でも特に柔らかい。「田鶏」という別名があるように、鶏肉に似ているとよく言われるが、あくまでも肉類の中では比較的に近いというだけで、鶏肉の食感や味も全てが違う。肉自体の味が淡白なため比較的濃いめの味付けで料理されることが一般的である。唐辛子、ピーマン、カレーなどの味付けはどれも風味がよく食欲を引き立てる。調理方法はピーマンやエビなどと一緒に炒めるか、火鍋で煮込むなどが主流だが、最近は焼きカエルの店も増えたという。辛い料理が人気の日本でもカエル料理を出す店が今後増えていくかもしれない。

 ちなみに全種類のカエルが食べられるわけではなく、一部のカエルは毒性が強く、食べると命に関わる恐れもあるので、野生のカエルを食材にする際はくれぐれもご注意を。

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