菜鳥、平均配達時間を5時間も短縮

 創業20周年を迎えたアリババが、投資家らに今後のビジョンを示す「世界投資家大会」が、9月23日開幕した。ここで、アリババ傘下の物流企業「菜鳥(ツァイニャオ)」の万霖(ワン・リン)総裁は、同社の実績紹介として、毎日1億個近くの小包が菜鳥の技術とサービスを利用しており、2019年上半期の平均配達時間も5時間近く早くなったことを明らかにした。

デジタルスマート技術を活用

 毎日の配達をスピード化するために、菜鳥は効率的なルートを割り出す荷物管理バーコードをアップグレード。荷造りされた時点で、団地レベルで最適な配送経路を細かく計算する。データによると、19年上半期、菜鳥プラットフォームの平均時間効率はすでに前年同時期より5時間近くも早くなったという。また、デジタルスマート技術を活用し、系列の中小物流会社「四通一達(スートン・イーダー)」と協力して、長江デルタ経済圏の24時間配達の受付サービスを始めた。

 スマート音声アシスタントも配達員の負担軽減のため大規模に導入された。過去1年間で自動音声だけで通話が完了したのは1億回にも達した。また配達員の手を消費者との連絡から解放し、通話せずに済んだ時間は70万時間に相当する。物流のスマートデジタル化の第一歩が完成するのに合わせて、菜鳥は配送会社と一緒に配達員をサポートするシステムをアップグレード。配達員は即配サポートアプリ「菜鳥裹裹(ツァイニャオ・グオグオ)」を通じて受注し、1時間で配達する高水準のサービスを実現するとともに自らの収入も増やした。

 万霖・菜鳥総裁によると、同社はすでに、出荷・受取・追跡ワンストップ型プラットフォームとしてユーザーに人気があり、サービス利用者は数年前に比べて100%以上伸びている。これは競合他社の4倍だ。またアリババの中国小売プラットフォームの返品交換で、3分の1以上の荷物が菜鳥を通じて出されたものだ。同様にIoTなどデジタルスマート技術の助けを借り、菜鳥ステーションの1日平均の取り扱い数は1000万個以上に高効率化し、増加率も100%を超え、配送会社のラスト1キロ配送の改善の助けとなった。

越境物流システムが発展

 さらに菜鳥のグローバルネットワークも急速に発展している。中国に輸入した商品は100万平方メートルの保税倉庫を通して、購入翌日には消費者に届けられる。輸出サービスでは越境ECサイト「アリ・エクスプレス」での注文の75%以上を扱っており、多くの国で海外倉庫を開設している。最新のニュースによると、菜鳥はすでに中国を経由せず、海外商品を直接別の国へ発送する物流業務を始めているという。アリババグループで推進する「グローバル運送」はさらに新しい未来への一歩を踏み出している。

<参考サイト>
https://www.toutiao.com/a6740076946073321991/

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