ちょっと心配なデリバリーメニュー5品

 中国では「ウーラマ(餓了嗎)」と「メイトゥアン・ワイマイ(美団外売)」の2大フードデリバリーサービスが人々の生活に定着、わざわざ外食に行かず、自宅や職場に好きな店の料理を届けてもらうこともごく当たり前のことになった。調理や片付けの手間を考えずに済み、早くて手軽に美味しいものが食べられることが一番の特徴だ。しかし、中国共産党直営メディア「中国網」によると、デリバリーには便利な反面、リスクもあるという。

 それは衛生上の問題だ。(店舗でも同じことが言えると思うが)食材や調理の過程が見えないため、使う食材が新鮮かどうか、きれいに下処理がされているかどうか不安があるとして、「ちょっと心配」なメニュー5品をあげている。

お粥

 胃に優しい一品で、食欲がない人や病気の人に特に良いとされる。しかし、お粥は作ってから早く食べなければならないことは知っているだろうか?

 家庭や店なら朝に作ったものは朝食として出すのが一般的だが、デリバリーでは昼または夜に食べられることが多い。昼や夜にデリバリーされるお粥は朝の売れ残りを温め直したものかもしれない。お粥が作り立てではない一番の問題は、細菌が繁殖しやすいことだ。さらに言えば新たに作ったおかゆでも、衛生状態が良いという保証はない。日本でも夏場にカレーの食中毒が話題になったが、同じリスクがあるのだろう。

鶏の唐揚げ

 家庭でも店でも人気の一品だが、そもそも健康に良いと思って食べる人は少ないと思う。中国では大手の唐揚げ店は品質が保障されているそうだが、小さな店や屋台では、鶏肉の塊が新鮮ではなく仕入れ価格が安い「揚げるだけ」の加工品を使っている、油を繰り返し使い汚れている、キッチンが清潔でないなどの心配があるという。確かにこのような唐揚げを長期間食べ続けると健康に害を及ぼすかもしれないと誰でも警戒するだろう。

黄焖鶏(鶏の煮込み)

 自宅で丁寧に下処理した上で作れば、とても美味しい料理だ。しかし、デリバリー店の中には、鶏肉をきれいに洗わずに、汚れや血を全部鍋に放り込んで煮込んでいるところもあるという。鶏肉の生臭さを隠すために、料理人は調味料をたくさん入れており、濃い味の調味料を食べ過ぎるという点でも体に良くない。確かにそんな調理工程を目の当たりにしたら、誰も食べられないかもしれない。この料理は少なめに食べるか、自分で作ることをお勧めするとしている。

黄焖鶏(ホワンメンジー)(Photo:百度図片)

焼きそば

 多くの人が麺は不健康な食べ物ではないはずだと疑いを持つかもしれない。しかしここで着目しているのは麺そのものではなく、焼きそばという料理だ。炒めるときにチンゲンサイやキャベツなどの野菜を加えるが、店で丁寧に洗ってないと、キャベツに残っている汚れが焼きそばに混入しているかもしれないという。

焼きそば(炒麺)

餃子

正月や節句になると、家族で餃子を包み、団らんのひと時を楽しむのが中国の風習だ。餃子の具には野菜もあれば肉もあり、好みの分量で混ぜ合わせる。一方、デリバリーの餃子は冷凍食品が多く、一部の餃子は具材がよくわからないまま、鍋で煮られるため、どうしても不安が残る。万が一、餃子の皮まで汚れていたら特に注意が必要だという。

餃子作りの様子。中国では水餃子が一般的。

 この記事から中国の人々は、日々の食事の安全性には非常に敏感になっていることがわかる。中国に工場を持つ日本の食品メーカーでもチェックを厳しくするなどして安全性の確保に大変な労力を注いでいるが、これも日本の消費者の厳しい目があったからこそ。中国の消費者が食に対して敏感である限り、安全が徐々に高まっていくのではないだろうか?

<参考サイト>https://www.toutiao.com/a6749774170680214024/

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