“盛れる”ビューティアプリの元祖―Meitu

 2008年10月、Meitu社は中国の南にある美しい海浜都市厦門(アモイ)で設立された。Meitu の中国名称は美図(メイトゥ)で、文字通り写真をきれいにする技術をメインの事業としている。
http://global.meitu.com/jp

 SNOWやSODAなど、いまや美顔補正ができるいわゆるビューティーアプリは数え切れないほどあるが、Meituが打ち出した「美図秀秀(メーテゥーシューシュー)」は中国のみならず、世界的に見てもこの分野の先駆けといえる存在である。実際に、中国では今でも写真加工のことを「美図する」と言うほどだ。

「美図秀秀」アプリのアニメ変身モード

 2013年5月、Meituはスマホブランド「美図スマホ」を打ち出し、ビューティースマホの開発に力を入れた。「美図スマホ」はSNS映えの神器として大ヒット。その後美容家電、EC、ソーシャル機能などの面で模索を続けたが、2019年Meituは自社のビューティースマホ発売を中止、シャオミのビューティースマホに技術を提供した。新しい領域への数々のチャレンジを経て、今後Meituは美顔機能とソーシャル機能に集中していく方針を示した。

 Meitu 社は2017年から海外市場への進出に積極的に取り組み、シンガポールやインドネシアで海外拠点を作り、ローカライズに力を入れた。その成果として、アジア、アメリカ、中東などでも人気を得た。日本でも週間アプリランキングで連続1位に輝いたこともある。
 今でもMeituは多くのユーザーから高い点数を付けられ、アプリランキングでも、「盛れる」アプリの上位を守っている。Meituがこの分野の先駆者として、誇りを持って技術を高めてきた証といえるだろう

ローカライズが特に成功したのはインドである。6月5日、MeituはAIを用いたマジック写真という機能を発表。これは、静止画を動くように見せる機能である。この機能はインドで大ヒットし、一日でユーザーのが435%増加する記録も残した。百花繚乱の様相を呈するビューティーアプリが、現れては消えていく中で、元祖・Meituは、今後どのように勝ち抜いていくのだろうか。

小顔修正機能のCM動画

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