捨てずにタダであげる?食品ロス削減作戦

 先日、セブン−イレブンで期限間近のおにぎり、パン、弁当類などを買った人にポイントを付与する取り組みを一部地域で始まったが、食べ残しや消費期限が迫ったものの廃棄を減らす取り組み、いわゆる食品ロス削減の必要性が叫ばれて久しい。実は最近中国でも都市部を中心にエコ意識が高まっており、厳しいゴミの分別が始まったほか、食品ロス削減についても対策が見られるようになってきた。

廃棄か、エコか、ネットで賛否両論

 中国メディア「人民網上海」では、ネットユーザーの間で食品廃棄をどうすれば減らせるのかと話題になっていると報じた。
「食べられるものを捨てるのはもったいない。しかし万が一、衛生問題が発生したら…?」
このテーマについて、ネットユーザーたちから続々と意見が寄せられたという。

「食品は安全第一で、ルールに沿って廃棄すべき」という声が多かった一方で、中には「見た目はなんともない惣菜や野菜、果物が捨てられているのを見ていると、心が痛む」という意見もあり、矛盾した問題にすれ違いの議論となったようだ。

アリババ系スーパーで試み

 10月28日、中国版Twitter「ウェイボ(微博)」にアリババ傘下の生鮮スーパー「フーマー・フレッシュ(盒馬鮮生)」の上海紅点城店で「シェア冷蔵庫」が設置されたと投稿された。

 毎日夜9時半以降、店員が売れ残った惣菜や野菜、果物などを回収した後、品質に問題がないものを店の入り口近くに置いてあるシェア冷蔵庫「フーマー21:30深夜補給駅」に入れると、そこから欲しい人は10時まで無料で持ち帰ることができるという。

 フーマー・フレッシュによると、シェア冷蔵庫はまだ上海紅点城店のみの試験運用段階で、問題点を洗い出した後、解決されれば上海市内の他店舗にも普及させていく可能性があるとしている。

ジャック・マー氏がフーマー・フレッシュを視察したときの様子

廃プラ削減にも積極的

 福建省のEC情報サイト「電商資詢」によると、この取り組みの背景には、フーマー・フレッシュが生鮮食品の「新鮮さ」を追求しており、通常、賞味期限を3〜7日間としている商品でも、フーマーではわずか1日という厳しい基準を設けているため、どうしても商品の入れ替えが多くなり、食品のロスが課題としてあげられていたことがあるという。

 また、フーマー・フレッシュでは「グリーン・フーマー計画」を推進しており、レジ袋削減を客に呼びかけているほか、包装でのプラスチック使用も減らしている。2019年9月までに、包装の改善により約70トンのプラスチック消耗材を削減。さらに店内にペットボトル回収機を設置することで、各家庭からのペットボトル持ち寄りを促し、すでに14トンにも達しているということからも、中国のエコ意識は今後ますます高まっていくと思われる。

<参考サイト>
http://info.hhczy.com/article/20191029/37065.shtml?bsh_bid=5444960290
https://www.toutiao.com/a6753855977293873671/

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