急成長を遂げた新興EC「拼多多」

 中国で急成長を遂げているECサイトが「拼多多(Pin Duo Duo/ピンドゥオドゥオ)」である。
https://www.pinduoduo.com/

 立ち上げからわずか3年でナスダック市場に上場した。2019年第一四半期のアクティブユーザーは4.4億人(昨年度比50%増)、12ヶ月間の流通総額は5,974億元で前年同期比で181%という驚異的な成長を続けている。

 アリババが運営する「タオバオ(淘宝網)」やその後を追う「ジンドン(京東)」といったECサイトがひしめくなか、拼多多が差別化に成功したのはなぜか?

 2018年、拼多多は農村部の購入者に向けて、5億元(約82億円)の還元キャンペーンを行った。2019年も引き続き、同キャンペーンにさらに力を入れている。

 これまで中国EC市場といえば、北京や上海のような大都市の高所得者がメインユーザーだった。しかし拼多多は、いわゆる三級、四級都市をターゲットにし、農村部や地方在住者を取り込むことに成功したのだ。

 ほかにも、ソーシャルと共同購入の仕組みを取り入れた。SNSアプリ「Wechat(微信)」を使って、同じ商品が欲しい人を募ると、商品を激安価格で購入できるようになる拼団(Pingtuan)という機能が人気だ。高額な家電などを安く買えるとあって、友達を呼んで購入を呼びかけるため、利用者が自然に広がるしくみができている。

 拼多多のシェアは、タオバオやジンドンに次ぐ3位まで急上昇しているともされる。将来、中国ナンバーワンのECサイトとなる可能性も十分にあるだろう。

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