ついにシャオミが日本へ!(下)

  中国IoT家電メーカー「シャオミ(小米)」が2020年、日本のスマートフォン市場に参入すると報じられた。スマホ分野では、サムスン、ファーウェイ、アップルに続く、世界シェア4位の「大物」の上陸に日本のIT業界は色めきだっている。

前回掲載「ついにシャオミが日本へ!(上)」

“元祖”エコシステム

 シャオミが低価格、高品質戦略を実現できた最大の要因が「ミー・エコシステム」というパートナー企業プラットフォームだ。有望なベンチャー企業に資金はもちろん、技術、販路など自立に必要なあらゆる投資を行うことで、いくつものパートナー企業を育て、シャオミを中心としたものづくりのネットワークを形成してきた。

 パートナー企業はシャオミブランド製品を作りながら、自社ブランド製品も開発することで技術を磨き、品質をシャオミ製品にも還元する。これにより、シャオミは主にスマホに集中しながら、PC、プリンター、スマートスピーカー、テレビ、ヘッドホン、照明、空気清浄機、エアコン、浄水器、スマートバンドなどの幅広い商品展開を余計なコストをかけることなく実現。さらにこれらをネットでつなぎ「スマートホーム」というビジョンを打ち出し、IoT分野で世界をリードすることに成功した。

シャオミのエコシステムを構成する企業(一部)

 シャオミの企業家育成機関である「シャオミ谷倉学院」院長の洪華氏によると、2013年の「ミー・エコシステム」始動から、これまで120社もの企業を「インキュベート(ふ化)」させたという。(連載『シャオミのすべて』著者インタビュー①)

5Gスマホを発表

 今春、韓国のサムスン、中国のファーウェイが次世代通信規格5G対応スマホを発表したが、一歩遅れてシャオミもこれに続いた。9月末に発売された「Mi 9 Pro 5G」だが価格帯は5〜6万円代(容量により異なる)と、サムスンの「Galaxy S10 5G」とファーウェイの「Mate 20 X(5G)」がいずれもが14万円程度(発売時)であることを考えると、いかに価格競争力が高いかがわかるだろう。実際、「Mi 9 Pro 5G」はネットで発売したところ、わずか2分で完売となったことでも話題になった。
(ちなみに同じ中国メーカーZTEの「AXON 10 Pro 5G」は約7.7万円、Vivoの「NEX 3 5G」は約9万円)。

 そして、来年2020年に予定されている、シャオミの日本市場参入。まずはスマホを発売すると見られるが、これを足がかりにゆくゆくは先に紹介したようなIoT家電シリーズも展開していくものと思われる。

 果たしてスマホ市場では、インドでトップシェアとなったように日本にも「米粉(シャオミファン)」旋風を巻き起こすことができるのか、IoT家電ではパナソニックなど日本メーカーとの競争に勝てるのか、2020年以降の市場の行方から目が離せない。

<参照サイト>
https://japanese.engadget.com/2019/10/29/5g-huawei-mate-20-x-5g/
https://japanese.engadget.com/2019/11/05/5g/

https://gazyekichi96.com/2019/04/01/the-price-of-galaxy-s10-5g-is-revealed-furthermore-i-purchased-sim-free-model-because-it-was-sold-on-ebay/
https://gazyekichi96.com/2019/09/29/the-cheapest-5g-compatible-model-xiaomi-mi-9-pro-5g-sold-out-in-just-2-minutes/

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