今さら人に聞けないアリペイとは?

 アリペイ(支付宝、Alipay)とは、アリババ・グループ(阿里巴巴集団)が2004年にサービスを開始したオンライン決済サービスである。アリババ傘下の金融サービス会社「アント・フィナンシャル(螞蟻金服)」が運営する。

 全世界のユーザー数は、2018年時点で10億人を超えており、月間アクティブユーザー数は6億5000万人以上と、テンセント(騰訊科技)が提供する決済アプリウィーチャットペイ(微信支付、WeChat Pay)と双璧をなす。

 オンライン上での決済はもちろん、スマホアプリを使いリアル店舗でのQRコード決済や手数料なしでのユーザー間送金ができたりと、日本のPayPayやLINE Payと同じように使えるだけでなく、さらにチャージしておくだけで銀行より高い金利での資金運用になったりと、利用者側のメリットが多く、急激にユーザー数を伸ばしてきた。

 特筆すべきは、アリペイ に紐づけられたセサミ・クレジット(芝麻信用)という信用評価システム。高スコアを獲得すると、ホテルでのデポジットが不要になったり、ローンの金利が優遇されたりと、様々な特典が受けられる。高スコアを獲得する方法は明らかになっていないが、アリペイによる決済との関連性は無視できない。

 インバウンド消費を見込んで、日本でもコンビニや大手百貨店のみならず、小さな店舗などへの導入も広がっている。これまでは中国の銀行口座がないとチャージできなかったため、短期滞在の日本人は他人から送金してもらう方法でしかチャージできず実質的に利用できなかった。

 しかし、2019年11月からアリペイ アプリ内のミニプログラム「ツアーパス(Tour Pass)」を使えば、VisaやJCBなど国際クレジットカードからチャージが可能になり、1泊2日の滞在であってもスマホひとつあれば中国の街でショッピングを楽しめるようになった。
中国の巨大な消費市場、ニューリテールは、アリペイの誕生を抜きに語ることはできない。

アリペイを生み出した巨大ユニコーン企業のサクセスストーリー


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