W11で7連覇、シャオミCEO「残念」

 2019年のW11、IoT家電メーカー「シャオミ(小米)」は「スマートライフカーニバル」と銘打ったキャンペーンで、全商品の販売促進を行った。その甲斐もあり11日午前0時の開幕後2分間で、「Tmall(天猫)」での販売量は1億元を超え、4分で2億元、25分で5億元を突破した。
 W11シャオミ全プラットフォームの注文額は61億元(約915億円)超、中でもTmallシャオミ旗艦店の注文額は21億元(約105億円)超で全てのブランド旗艦店の中で7年連続トップを達成した。

 にも関わらず、打ち上げで、シャオミ創業者・CEOの雷軍(レイ・ジュン)氏は「残念だ」と発言。
 なぜならスマホ単品の販売量はファーウェイやアップルを超えていない点が不満だったからだという。

 このことについて中国のブロガー「刀豕之言」は、雷軍氏の“戦略転換”の一環では?という見方を示している。

なぜ「IoT」なのか

 シャオミはスマホ事業からスタートしたが、「ハングリーマーケティング」で新製品を出すたびにファンの競争心理をあおり、多くの忠誠心の強いユーザーを作り出した。これが事業拡大に大きく貢献した。

 スマホ事業が成長とともに「エコシステム」も徐々に拡大した。テレビ、ノートPC、冷蔵庫、エアコン、洗濯機、掃除ロボット、炊飯器、電子レンジ、電気ヒーター、電動歯ブラシなど続々と登場した。

 さらにIoT家電ではスマートスピーカー、指紋ロック、ルーター、スマートバンドなども打ち出したほか、バッグや靴などファッションアイテムも揃え、スマホだけのブランドではなくなった。

スマホだけでなく、幅広い家電を扱うシャオミの「Mi Store」

 この戦略には、ファーウェイ、アップルのようなハイスペックな核心技術は持っていないという点が関係している。彼らと真っ向から対決するよりもスマホ事業の比重を徐々に小さくして、「スマートホーム」という分野を狙った方が可能性が大きいからだ。

スマホ事業にテコ入れか?

 しかし今回の雷軍氏の発言。IoT戦略は堅持しつつも、スマホ事業でもう一度トップを取りに行く意志の表明にも読み取れる。

 実際、低価格・高機能をコンセプトに商品展開を続けてきたシャオミが、9月に全面ディスプレイ&1億画素カメラのスマホ「Mi MIX Alpha」を定価約30万円で発表した。これは量産型ではないようだが、高価格帯機種にも本格的に進出するとしたら、W11商戦はより一層面白いものになるに違いない。

<参照サイト>
https://www.toutiao.com/a6758604499880772103/
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1209309.html

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