ジャック・マー「W11はアリババの成功ではない」

 アリババのECサイト「Tmall(天猫)」で日本円にして4兆円を超える莫大な取引額が話題になった2019年の「W11(双十一)」。中国経済の減速がささやかれる中、まだまだ巨大な消費力を再認識させられた人も多いのではないだろうか。
しかしこの世界を巻き込んだ熱狂を、冷静に見つめている人物がいる。アリババ創業者のジャック・マー氏だ。

「W11は技術テスト」

 「中国経済週刊」は、11月13日、「第5回世界浙江商大会」でアリババ前会長のジャック・マー氏が「W11(双十一)をアリババの成功と見なしてはいけない」と発言したと伝えた。

 講演の中で「実際、(W11は)アリババにとってはそれほどの意義はない。意義の大部分は技術テストにある」と語った。
つまり、彼によるとW11が必要とするすべての技術や設備は、10年後の中国の科学技術、経済発展全体のインフラになるのだという。

「内需市場の成功だ」

 「浙江新聞」でもこの講演でのジャック・マー氏の発言を伝えた。
「中国経済はインフラ投資と輸出、内需の三本柱で支えられているが、国内的には企業に依存し、国内市場に頼る必要がある。今年のW11のデータはウォールストリートの予想を20%上回る25.7%の伸びとなったが、これはアリババの成功ではなく、中国内需市場の成功だ」と称賛した。

 また彼によると、W11の“数字”は実は重要ではなく、肝心なのは数字の背後にある本当のパワー——技術のパワー、中国製造業イノベーションのパワー、商業界が変化を求めるパワーなのだという。
「W11は数字を見て盛り上がるパーティーではない、イノベーションのパワーを示すパーティーだ。アリババではEコマースはすでに“伝統的な”業務になった。しかしそれが動かす技術・物流・金融の革新は、今まさに実体経済をさらに上のレベルに発展させている」と語った。

<参照サイト>
https://www.toutiao.com/a6758993018335789576/
https://zj.zjol.com.cn/news.html?id=1327624&from_channel=52e5f902cf81d754a434fb50

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