ゴミ分別条例のその後

 「上海市生活ゴミ管理条例」が7月から施行され、厳しい分別ルール、集積所の利用時間、違反時の罰金と急な制度厳格化に戸惑う市民の様子を当サイトでも伝えた。上海市に続き他の都市でもゴミ分別が実施され始めているが、やはりまだまだ試行錯誤が続いているようだ。

 特に問題となっているのは、各地で違う分別ルール。せっかく分別ルールを覚えても、引越しをするとまた複雑なルールを一から覚え直さなければならない。

 「中国網」によると、ゴミ対策を管轄する政府住建部はこのほど、「生活ゴミ分類マーク」の新版基準を発表、これにより各地方で条例を作る際の参考や、執行の根拠となることを期待しているという。

生活ゴミの分別わかりやすく

 今回は『生活ゴミ分類マーク』2008年版基準からの刷新。新版基準では適用範囲、分類構成、図形記号に多くの調整が行われている。生活ゴミの種類も「回収物」、「有害ゴミ」、「台所生ゴミ」と「その他のゴミ」の4種類の大分類、11種類の小分類が決められた。
 また、新版基準では「粗大ゴミ」、「可燃ゴミ」、「堆肥ゴミ」「びん・カン」の分類に「台所生ゴミ」、「照明管」、「家庭用化学品」の分類を追加した。
 試験運用地区の地域事情の違いを考慮して、例えば「台所生ゴミ」、「調理済みゴミ」、「水分を含むゴミ」は、新版基準では、全部「台所生ゴミ」として統一されている。

各都市のゴミ分別

 現在、全国46カ所のゴミ分類重点都市における住宅団地のゴミ分類の実施率は53.9%。その中、上海、厦門など14都市での実施率が70%を超えており、237の地級都市とそれ以上の都市はすでにゴミ分類を開始した。主な大都市の状況を見ていこう。

上海:埋立ゴミの割合は30%以下に減少

 データによると、上海の毎日の生活ゴミでは、1.7万トンがリサイクルされており、埋め立て処分の割合は30%以下まで下がった。上海市の目標は2022年までに生ゴミ埋立ゼロを実現することだという。

西安:ゴミの「一桶捨て」は根絶困難

 西安市は、ゴミ分別の市内完全実施を年内に実現する。9月1日の「西安市生活ごみ分類管理弁法」施行から数ヶ月が経ったが、古い団地ではゴミ箱の分類を無視して捨てる「一桶捨て」がまだ見られる。たとえ家庭で分別したにも関わらず、最後はなぜか全部同じゴミ箱に捨てる「一桶投げ」をする人もいるという。

広州:四色のゴミ箱が二色に

 2018 年7月、「広州市生活ゴミ分類管理条例」が施行された。しかし、今年の7月になると、多くの団地で分別に使われていた四色のゴミ箱は、二色しか残っていない。あるものは「リサイクルゴミ」と、「有害ゴミ」の2つの投入口がロックされていて使えない。またさらに「台所ゴミ」と「その他ゴミ」の2つだけに簡略化されているものさえあるという。

 このように法律や条例を定めてもなかなか正しく行われないためか、近日「全国ゴミ分類」のミニプログラムがリリースされるという。分類で迷ったら簡単にスマホから調べられるようになるそうだが、結局のところは辛抱強く市民に呼びかけていくしかないというのが実情だろう。

<参照サイト>
https://www.toutiao.com/a6760107860966769164/
http://news.sxrb.com/GB/314087/9489453.html

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