中国の中産家庭が3320万戸に。北京が最多、上海が次ぐ

 中国メディア「中国経済週刊」は19日、2018年8月現在、中国大陸の中産階級の家庭の数は3320万戸に達し、そのうち1000万戸以上は「新中産」と呼ばれる層だと報じた。

 民間シンクタンク「胡潤研究院」が発表した「2019胡潤財産報告」によると、現在、大中華エリアでは資産600万元(約9000万円)の「富裕家庭」、資産1000万元(約1.5億円)の「大資産家庭」、資産1億元(約15億円)の「超大資産家庭」、資産3000万米ドル(約33億円)の「国際超大資産家庭」」のそれぞれの家庭数と地域の分布状況をの分布状況が示されている。

【大中華エリア】中国大陸に香港、マカオ、台湾と島嶼部を含めた経済商業地域のこと。

 このレポートによると、2018年8月現在、中国大陸の中産階級家庭は3320万戸に達し、そのうち1000万戸以上ば新中産と呼ばれる階層だ。最も多くの中流家庭を持つ都市は北京市で、上海市がこれに次ぐという。また香港・マカオ・台湾を除くの全国の中産階級家庭の約50%は、北京市、上海市、広東省の家庭で占めているとしている。

 ここでいう新中産階級とは、30〜40歳くらいの人を基礎にした階層のこと。比較的豊かな時代に育ったことで、生活に対する安心感を持っており、同時に良好な教育を受けたことで仕事では先頭に立つ意識を持っているとされる。また社会的モラルの意識が高い傾向もあるという。(出典:百度百科https://baike.baidu.com/item/新中产阶级/19468894)

 地域別では、華東地区(上海市、山東省、江蘇省、安徽省、浙江省、福建省、江西省、台湾)の中産階級家庭が全体の4割以上を占める1489万戸で、沿岸都市に高所得者が多いことを裏付ける結果となった。

 また同日付「光明網」では、同レポートを元に「資産1000万元“大資産家庭”が多い都市TOP10」としてランキングにまとめている。

都市名資産1000万元の家庭数(前年比)
1北京288,000戸(-6,000戸)
2上海249,000戸(-5,000戸)
3香港222,000戸(-1,000戸)
4深セン73,700戸(-2,900戸)
5広州67,600戸(-1,700戸)
6杭州46,600戸(-900戸)
7寧波34,800戸(-500戸)
8台北32,400戸(+20戸)
9佛山30,600戸(-400戸)
10天津26,100戸(-200戸)
その他909,200戸
総数1,980,000戸

 このランキングから現状では高所得者は沿岸都市に多い傾向にあるが、前年比を見るとほとんどの都市で減少していることが見て取れる。この減少した分の家庭がどこに行ったのかは不明だが、沿岸都市にかなり偏っていた経済力が徐々に内陸の都市に流出しつつあり、大きな社会問題である地域格差が縮小傾向にあるのかもしれないと言える。

<参照サイト>
http://www.ceweekly.cn/2019/1119/275895.shtml
https://m.gmw.cn/toutiao/2019-11/19/content_122846193.htm?tt_group_id=6760855096537383435

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