今さら人に聞けない「BAT」

 アメリカの四大IT企業Google、Apple,、Facebook、Amazonを総称して「GAFA」と呼ぶように、アメリカと双璧をなすIT大国である中国にも同じような表現がある。

 それが「BAT」、すなわち、Baidu(バイドゥ)、Alibaba(アリババ)、Tencent(テンセント)の中国三大IT企業のことだ。
 現在ではこのBATに、急成長を遂げたJingDong(ジンドン)を加えた、「BATJ」という言い方も増えている。

 ちなみに最近はあまり目立った動きが少ないバイドゥを外して、代わりにショート動画アプリ「抖音(ドウイン)」をなどを運営する企業、ByteDance(バイトダンス)を入れた方が、実際の実力関係に近いとする意見もある。この「ドウイン」は日本でTikTokと呼ばれるアプリのこと。

BATJ各社の概要は以下のようになっている。

バイドゥ(百度)
検索エンジンをメインにした中国最大のポータルサイト「百度」を運営。「中国のGoogle」と呼ばれるようにサイトでは画像検索、地図、ニュース、翻訳など様々なコンテンツが利用できる。最近はAI技術と高精度の地図データを活用し自動運転の実用化に向けて世界をリードしている。

アリババ(阿里巴巴)
中国ネットショッピング第1位。現在のeコマース隆盛をリードしてきた世界的企業。ネット通販に始まり、ネット決済、金融、スーパー・コンビニ、物流、デリバリー、ホテル、AI、クラウドコンピューティング…と事業展開は非常に幅広い。ジャック・マー前会長が創業間もない頃に孫正義氏が投資したことからソフトバンクグループとも関係が深い。

テンセント(騰訊)
ネットゲームの運営で拡大、メッセージアプリ「QQ」の大ヒットから、それを発展させた「WeChat(微信)」で現在の地位を確立した。さらにWeChatアプリに搭載した決済機能「WeChatペイ」で、あらゆるものがスマホで買える社会を作り上げたと言っても過言ではない。

ジンドン(京東
中国ネットショッピング第2位のJD.comを運営。最近はスーパーやコンビニなど実店舗にも進出しているほか、ロボットによる無人配送の実用化にもいち早く取り組むなど物流に力を入れている。無人配送の分野では楽天と提携を結んでいる。


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