大手ECが続々導入、ライブコマースの販売力(下)

(前回)大手ECが続々導入、ライブコマースの販売力(上)

中国メディア「中国網」はネットショッピング業界の最新トレンドとして、「ライブコマース」と呼ばれる「ライブ動画配信+販売」モデルを紹介した。

 以前からネットインフルエンサーにより注目されており、先日のネットショッピングイベント「W 11(双十一)」でもECを展開する各大手ネット企業、アリババ、京東(ジンドン)をはじめ、ショート動画アプリの「快手(クァイショウ)」、住宅リフォームECの「土巴兔(トゥバトゥ)」などが取り入れ、その強力な販売力を大いに発揮した。

専門ジャンルで販売に革命

 ライブコマースという新たな販売方法の出現に伴い、李佳琦(Austin)、薇亞(Viya)などのネットインフルエンサーが人気を集めている。特に李佳琦は「口紅王子」などと呼ばれ、中国のトップスターに迫る勢いだ。

「口紅王子」こと李佳琦(Austin)のライブ配信動画
薇亞(Viya)のライブ配信動画

 業界的には、今年は各大手ECサイトは特に化粧品販売でライブ配信に力を入れた。中国の美容コスメ市場はとても大きく、底知れないポテンシャルを秘めているが、これと似ているのがインテリアリフォーム業界だ。こちらも市場が大きく、最近ライブコマースを使った試みが業界を牽引している。

 「さあ、画面の前のみなさんをご注目ください。これからライブ動画でイチオシ商品をご紹介します。最初にみなさんにご覧いただくのは…」。スマホの画面にはアナウンサーの男女2人がユーザーに製品の性能と詳細を紹介する動画が映されている。スマホを通じて、ユーザーが質問を送ると、アナウンサーはリアルタイムで回答する。ユーザーが建材や家具に満足したら、スマホからすぐに注文できる。

 今年からインテリアリフォームEC「土巴兔(トゥバトゥ)」の実験的なライブコマースと共同購入が融合され、FOTILE(方太)、OPPEIN(欧派)、SUOFEIYA(索菲亜)、Skyworth(創維)、jioon(簡欧)などの有名な住宅建材メーカーとも手を結び、ユーザーに新たな体験をもたらした。楽しい言葉のやり取りや詳しい商品説明に加え、価格も魅力的なライブコマースは、建材や家具などの購入意欲をかき立てる。

「土巴兔」の公式サイト(https://sz.to8to.com)

 「スマホのライブ動画は、店舗とユーザーの消費シーンをつなげ、直接対面しなくても、直感的に商品の様々な特徴を知ることができる」。土巴兔の聶金津副総裁は、今後ライブコマースはインテリアリフォームECの主役になるとの見解を示す。

 リフォーム業界はこれまでずっと、プロセスや役割が多い、リピート周期が長いなどが大きな悩みの種だった。しかし、土巴兔のライブコマースという新たな試みは、業界全体をリードするだけでなく、業界発展のきっかけを作った。

 アリババグループ会長兼CEOのダニエル・チャン(張勇)氏も、ライブ配信者の影響力を認めている。消費シーン、販売シーンに変化が起き、新しい販売方法である「インフルエンサーのライブ配信」が登場した。このような人、物、場の背後にある変化は、ビジネスの変化を表していると語っている。

参照サイト
https://www.toutiao.com/a6763836002495644174/

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