【バイドゥ版】2019年10大流行語

 中国メディア「環球網」によると、大手検索サイト「バイドゥ(百度)」は、年間検索ワード表彰イベント「百度沸点」で「2019年十大流行語」を発表。「996」「盤他」「雨女無瓜」「初心不忘」「檸檬精」「断捨離」「我太難了」「好嗨喲」「硬核」「社畜」の10点が選ばれた。

  • 「996」=朝9時出勤、夜9時退勤、週6日勤務(前掲「2019年ネット流行語TOP10」
  • 「盤他(它)」=パンター!(人や物に対する愛着を表すギャグ)
  • 「雨女無瓜」=君とは関係ない
  • 「初心不忘」=初心忘るべからず(初出は唐代の詩人白居易の作品より。習近平党総書記の演説で用いられたことから流行語になった)
  • 「檸檬精」=レモネード(自分より優れた他人と比べて自嘲する様子)(前掲「2019年ネット流行語TOP10」
  • 「断捨離」=断捨離(日本のやましたひでこさん著『断捨離』から)
  • 「好嗨喲」=ハオハイヨー!(歌手の秦博の歌より:人生で頂点に達したかのような嬉しい気持ちを表す雄叫び)
  • 「硬核」=ハードコア、すごい、素晴らしい(前掲「2019年ネット流行語TOP10」
  • 社畜」:社畜(日本の流行語が中国のネットユーザーに流行)
「好嗨喲(ハオハイヨー)」を歌う様子(0:20頃から)

 「百度沸点」ランキングは、バイドゥがネットユーザーの検索と情報閲覧データに基づいて発表した年間データの振り返りで、数十の異なるジャンルのランキングを含み、各ジャンルでネットユーザーの注目度が最も高いキーワードや社会的な話題を10点選出している。

 公開データによると、バイドゥ検索の市場シェアは72%を占め、1日あたりの検索数は150億回を超えている。よって「百度沸点」は、ネット時代の中国社会で最も権威的かつ民意を反映したシステムと見なされている。

 流行語ランキングを見ると、どれも庶民の感情や世相を色濃く反映しており、社会的に話題になった事件・ニュースからネットインフルエンサーの発信、一般市民の発言までも含まれている。

 その中で、「社畜」や「我太難了」などの流行語が誕生したことは、現代の人々の仕事や生活のプレッシャーに大きく関わっている。冗談から生まれた流行語だが、一部ユーザーが面白がっているだけでなく、多くの人の心の底も映し出している。

快手で公開された「我太難了」の動画

 同じ類の流行語として、「檸檬精(レモネード)」がある。もともとは外見が良い、リッチなど幸せそうな他人をPCの前であざ笑っているような人たちを皮肉っている言葉だが、次第に自分の境遇を自嘲する時に使うようになり、内面のきれいな人や精神的に豊かな生活への羨望を表現するようになった。

 また、芸能界も流行語の大きな発生源であり、半数近くはここから来ている。例えば、「盤他(它)」は「相声有新人(漫才に新人がいる)」というTV番組で、孟鶴堂と周九良の漫才「文戯」から生まれた。孟鶴堂は演技の中で何度も怪しい雰囲気で「盤它!」と叫んだところ、ネットで瞬く間に拡散した。「盤他(它)」とは本来は観賞用文具の「文玩」の表面を何度もこすり滑らかにして質感を出すことを意味するが、現在は人や物に対する愛着を指している。

孟鶴堂と周九良の漫才でのギャグ「盤它(パンター)!」(5:50頃)

 「雨女無瓜」は少女アニメ「巴啦啦小魔仙」のキャラクター「遊戯王子」のセリフから生まれたもので、発音が近い「与你無関(君とは関係ない)」との言い間違えが面白いと、ネット上で人気になった。

 さらに「断捨離」「社畜」といった日本の流行語もランクインしていることから、中国のネットユーザーが日常的に日本の情報に接している様子が伺える。

<参照サイト>
https://3w.huanqiu.com/a/c36dc8/3w9DNFaW5cr?agt=20&tt_group_id=6768767093232894472

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