バイドゥ創業者が振り返る2019年の4つのキーワード②

(前回)バイドゥ創業者が振り返る2019年の4つのキーワード①

 先日行われた2019崇礼フォーラムで、大手検索サイト「バイドゥ(百度)」創業者・CEOの李彦宏(ロビン・リー)氏が「スマート経済時代:中国イノベーションが世界を変える」というテーマで講演を行った。
中国テックメディア「砍柴网」は、このフォーラムを振り返り、彼の産業観察から4つのキーワードを抽出して紹介している。これらは2020年以降の中国経済を理解するための基本知識になると思われるため、本サイトでも1語ずつ紹介していきたい。

②「検索」

 「検索」はバイドゥの原点であり、生命線と見なされている。李彦宏氏も「検索はバイドゥの基本であり、核心的な価値である」と明言している。
彼は5月に開催された第二回デジタル中国建設サミットで、検索と人工知能(AI)との関係について言及した。「検索エンジンとは実は自然に生まれたものでAIの遺伝子を持った製品だ。ある面では検索技術とディープラーニング技術の結合が非常に緊密で、また別の面では我々は毎日大量のユーザーの行動、言語サンプルを蓄積して、AI学習に必要な膨大なデータを支えている」。遺伝子上では検索とはもともとAIだとも言え、業務上ではバイドゥ検索とバイドゥAIは相互に高め合っているとも言える。

 スマート時代の検索の重要な変化の一つは、入口の多様化、シーン化だ。李彦宏氏によると、スマートスピーカーをはじめとするスマートホーム製品は、AI時代における検索の新しい入口とも言える。それは人々により自然な方法で機械と対話させるものであり、家庭内の情報提供サービスの入口でもあるからだ。この入口を通して、バイドゥはずっと築き上げてきたコンテンツ生産プラットフォームをより広い場所にすることができた。例えば、直接「バイドゥ百科」のデータを呼び出すと、スマートスピーカーから我々の日常生活で遭遇する問題のほとんどに答えてもらうことができる。

【百度百科(バイドゥ・バイクー)】
検索サイト「バイドゥ」内のあらゆる知識を集めた百科事典データベース。ウィキペディアに似ており、ユーザーが編集もできる。

 烏鎮世界インターネット大会の講演で、李彦宏氏は再びスマート時代における検索の将来性について言及し、AI時代の検索は大きな潜在力を発揮するとの認識を示した。「過去の検索では我々は1件の問題に10件のリンクを与え、ユーザーに自分で選択させた。しかしAI時代では、人と機械のインタラクティブプラットフォームはすでに携帯電話をはるかに超えており、多くの端末には画面がついていない。だから検索は十分な知能を持って、唯一の答えを出さなければならない」。バイドゥ検索は2017年の満足率は16%だったが、2018年は37%に上昇、今は51%ぐらいになった。

 李彦宏は、将来のある日もし99%のユーザーの問題が一つの検索結果で満足できたら、検索は検索窓や端末、サービスに縛られず、時と場所を選ばずできるようになると予測している。未来の検索形式は絶えず変化していき、その市場規模の大きさは多くの人の想像をはるかに超えていくという。

③につづく

<参照サイト>
https://www.toutiao.com/a6773476183590830599/

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