バイドゥ創業者が振り返る2019年の4つのキーワード③

(前回)バイドゥ創業者が振り返る2019年の4つのキーワード②

 先日行われた2019崇礼フォーラムで、大手検索サイト「バイドゥ(百度)」創業者・CEOの李彦宏(ロビン・リー)氏が「スマート経済時代:中国イノベーションが世界を変える」というテーマで講演を行った。
中国テックメディア「砍柴网」は、このフォーラムを振り返り、彼の産業観察から4つのキーワードを抽出して紹介している。これらは2020年以降の中国経済を理解するための基本知識になると思われるため、本サイトでも1語ずつ紹介していきたい。

③「スマート経済」

 2019年烏鎮世界インターネット大会で、李彦宏氏は初めてスマート経済理論を発表した。彼の見方では、デジタル経済は、PC発明と普及、PCインターネット普及とモバイルインターネット普及の3つの段階を経て、現在は人工知能を中核に据えたスマート経済の新段階に入っている。

 近年、世界経済の成長が鈍化しているが李彦宏氏は、スマート経済が世界経済に新たな活力をもたらし、再活性化させるメインエンジンであると考えているという。2019年崇礼フォーラムで講演では、スマート経済時代においてAI技術のイノベーションが「人と機械のインタラクティブモデル」、インフラ改造と産業スマート化の3つの変革を推進していると改めて指摘した。

 人と機械のインタラクティブモデルから見ると、AIはスマート端末の種類を多様化して未来において、スマート端末は携帯電話に限らず、スマートスピーカー、ウェアラブル端末、スマートセンサー、さらにはアプリとサービスの形態までも変化する。我々と機械とのコミュニケーションも自然とスムーズになる。バイドゥが発表したばかりの「小度在家X 8」は、スマートスピーカーの枠を超えた、新たなスマート端末の種類――スマートディスプレイだ。X 8で動画を見たり、音楽を聞いたりはもちろん、子供を看護させることもできる。同時にAIによる対話式検索も実現しており、将来的にはお年寄りであろうと、子供であろうと、会話さえできれば機械が自分の欲しい情報を教えてくれるようになるという。

バイドゥのスマートディスプレイ「小度在家X 8」(小度智選商城 https://dumall.baidu.com より)

 インフラ面から見ると、スマート経済時代にはAI技術やAI計算チップなどのソフト・ハードウェアがインフラであり、さらにスマートクラウドサービスのオープンモデルを加えることで、AIの処理能力が十分に発揮される。これまでバイドゥは中国国内でAIインフラ層に最も多くの人工知能プラットフォームを投入してきた企業だ。現在、バイドゥは音声言語、画像、自然言語処理、ナレッジグラフ、ディープラーニング、レコメンドシステムなどの技術を一体化したAIコア技術エンジン「百度大脳」を持っている。また、国内唯一のオープンソース、自分でコントロールできる産業ディープラーニングプラットフォームの「飛櫓(PaddlePaddle)」もある。

 人と機械のインタラクティブモデルとインフラの改造を除いて、スマート経済は産業スマート化への変革を導いた。現在、バイドゥのスマートクラウドセンターは北京、河北省保定、江蘇省蘇州、南京、広東省広州、山西省陽泉、陝西省西安などに相次いで設置されており、これらはバイドゥが産業スマート化のために準備したインフラだ。これらの施設も様々な産業のスマート化加速を保障するという。

④につづく

<参照サイト>
https://www.toutiao.com/a6773476183590830599/

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