バイドゥ創業者が振り返る2019年の4つのキーワード④

(前回)バイドゥ創業者が振り返る2019年の4つのキーワード③

 先日行われた2019崇礼フォーラムで、大手検索サイト「バイドゥ(百度)」創業者・CEOの李彦宏(ロビン・リー)氏が「スマート経済時代:中国イノベーションが世界を変える」というテーマで講演を行った。
中国テックメディア「砍柴网」は、このフォーラムを振り返り、彼の産業観察から4つのキーワードを抽出して紹介している。これらは2020年以降の中国経済を理解するための基本知識になると思われるため、本サイトでも1語ずつ紹介していきたい。

④「産業スマート化」

 2019年4月、李彦宏氏は「産業スマート化白書」発表の場で、これは「新旧エネルギーの転換点」であり、IT企業だろうとなかろうと「企業の成長は最終的にはスマート化の成否に依存する」と語った。

 7月、バイドゥ AI開発者大会で、李彦宏氏は人工知能(AI)が今まさに万物を目覚めさせ、多くの産業にスマート化を促していると指摘。またAIと各業界の融合を通じ、産業スマート化の新たな波が打ち寄せ、未来においては能動的か受動的かに関わらず、産業のスマート化はすべての企業が受け入れなければならない現実であるとの見方を示した。

 2019年重慶知能産業博覧会でも、李彦宏氏は産業スマート化について言及した。彼は、過去1年間、AIが人々の話題に上った結果、社会の共通認識が変わり、国家戦略が変わったと考えているという。現段階では「AIの各産業分野における浸透を着実に推進し、各分野、各業界の効率化を助け、人々が受け入れる素地を整えていくことが必要だ」としている。

 9月、人民日報メディア知恵研究院の創立式のあいさつで、李彦宏氏は「今日は人工知能メディア実験室を設立することに契約した。AI技術をメディアの全分野で応用し、コンテンツ構築、リコメンドのアルゴリズム、スマートプラットフォームの構築に拡大する」と発表した。

 2019年烏鎮世界インターネット大会の企業家フォーラムの演説中、李彦宏氏は「スマート経済」の三層変革を重点的に強調。産業スマート化推進の三段階の境界を打ち出した。「山を見れば山で、水を見れば水だ」から、「山を見るのは山ではなく、水を見るのは水です」に変わり、さらに「山を見るとまだ山か、水を見るとまだ水か」へ。

 「山を見れば山で、水を見れば水だ」とは、「技術は技術であり、産業は産業である」という意味で、まだ融合は実現できていない状態を意味する。「山を見るのは山ではない」とは、この2年間で多くのパートナーと協力して、新しい段階に入り始めたということ。企業はAIの本質を顧客のニーズと同様に深く理解し始めているという。「山を見るとまだ山か」とは、AIがますます多くの産業に浸透し、多くの業界を通じて技術が有形無形となり、産業の本質に回帰するだろうとしている。

 ある業界関係者は2019年をAI工業化元年と呼び、AIがかつてない広さと深さで各業界に浸透し、産業スマート化の波を起こしていると語る。すでにネット利用者の動画視聴や旅行手配、ネットショッピングの背後には、必ずAIがサポートを提供しており、ユーザーに最高の体験を提供している。

(連載終わり)

<参照サイト>
https://www.toutiao.com/a6773476183590830599/

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