中国ネットユーザーが選んだ「公共マナー違反ワースト10」

 何年も前からテレビや動画で中国人が公共の場で騒ぎを起こしている様子が見られるようになった。中国の街はいつもそんな様子だと誤解してしまっている人も少なくないのではないかと思う。実際、中国の都会へ行ってみると、市民は整然と行動しており、「イメージ」と違うと感じるはずだ。

 とはいえ、マナー違反がしばしば見られるのも事実だが、人口のため少し多く感じるかもしれない。ただ日本でも一定数の迷惑行為があり、完全な撲滅は難しいのはご存知だろう。

 中国では公共の場でのマナーを意識した行動を「文明的」と呼んでおり、迷惑なマナー違反を「不文明行為」として非難されている。中国メディア「光明網」では、日常生活の中で人々の反感を買いやすい「不文明行為」をネットユーザーの投票で10個選出し、それぞれを批評しているので紹介しよう。

車道の横断

 以前は信号が少なかったせいもあり、交通量が多くても車を避けながら道路を横断する様子がよく見られた。最近は信号も増え、また中央分離帯にガードレールを作るなどして、青信号を待って横断歩道を渡る人も増えてきている。しかし、それでも赤信号を無視、または信号のない場所で車の間をすり抜けながら中央分離帯を乗り越える人がいるという。

 「光明網」では交通事故加害者はペーパードライバーに限らない。交通ルールを守らない悪質な歩行者について「彼らにとって歩道は存在していないに等しい」と諦めムードだ。

路上で痰を吐く

 以前は大気汚染の影響もあり、人によっては痰が出やすく、路上で吐き捨てる人も少なくなかった。また、おやつとしてよく食べられるヒマワリのタネの殻を口から飛ばしながら歩く人もよくいた。

 しかし、「光明網」ではこのような人は「他人の迷惑を顧みない」「文明的ではない」人間としている。

張り紙や落書き

 最近は、街の景観についても意識が高くなった。無断で張り紙や落書きがされた景観について、「光明網」では「目ぬき通りも暗い路地も彼らの“作品”なのか?街が皮膚病にかかったようだ」と嘆いている。続けて「街の美化に努めることは市民の使命だ」と、無断で張り紙や落書きをする人を強く非難している。

迷惑駐車

 車に乗る人が増えてくると必ず起こる駐車問題。違法駐車をする人の目には駐車禁止の標識は全く見えておらず、ただ車を停めたいという自分勝手な思いだけで行動している。これを「光明網」では「彼らにとってはどこでも駐車場だ」と皮肉っている。

公共の場での喫煙

 他人の気持ちを全く顧みず、どこでも吸ってしまう人は煙を撒き散らす「まるで発煙筒」のようだという。「光明網」では副流煙は、喫煙者が吸う煙よりも有害だと訴えている。またそのような人は吸い殻のポイ捨てにも罪悪感はないのだろう。

暴走バイク

 かつては日本にいた暴走族が中国に出現したようだ。電動自転車、スクーターで勝手な車線変更や右左折、さらには極めて危険な逆走も。「光明網」は交通ルールを無視して「道路は全て自分の物であるかのように暴走している」と嘆く。

屋外での騒音、露出

 公園など公共の場で大声を出して騒いだり、人を罵ったり、口論したり、そのような光景は誰でも快く思わないはず。さらに夏場に多いのが、中年男性がランニングシャツの裾を胸まで上げて太鼓腹をさらけ出して歩く通称「北京ビキニ」。「目の毒」だとして不快に思う人が多いようだ。

車窓からポイ捨て

 車で走行中、窓を開けたと思ったら外に向かって描かれる放物線。物によっては後続車や歩行者にも危険が及ぶが車内からゴミが無くなりさえすれば、それでOK。走り去ってしまえば、もう自分とは関係ないとでも言うのか。

列への割り込み

 人から白い目で見られることも恐れない。列に並んでいる時、ちょっとでも隙間を見せると針を刺し込むように入ってくる。その自己中さは「王様にも匹敵する」だと「光明網」も呆れ顔だ。

不真面目なタクシー&バスドライバー

 運転中に私用電話をしたり、ウィーチャット(微信)でチャットしたり、ひどいドライバーになると、食事を始めたり、タバコを吸い出したり…。また客を乗せたタクシーが急に路肩に車を寄せ、タクシー待ちの人に声をかける「相乗り勧誘」も「光明網」にはマナーの悪い行為として挙げられている。

 以前は特に問題にされていなかった行為でも、経済発展に伴い、マナーに反するとされるようになってきた中国。「他人の迷惑を考えよう」と考える人が増えてきたと見られる。「中国=マナーが悪い」と誤解をしている方は考えを改める必要があるだろう。

<参照サイト>
https://m.gmw.cn/toutiao/2019-12/18/content_122929038.htm?tt_group_id=6771663280017506823

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