バイドゥ研究院の「2020年十大テクノロジー動向予測」(下)

(前回)バイドゥ研究院の「2020年十大テクノロジー動向予測」(上)

 中国メディア「光明網」によると、大手検索サイト「バイドゥ(百度)」傘下の研究機関、バイドゥ研究院が2020年の十大テクノロジー動向に関する予測を発表したと報じた。以下は、この10年来バイドゥ研究院が蓄積してきたAI技術の発展と全世界の産業応用実践経験に基づいて、2020年十大科学技術動向の予測だ。

動向6:NLP技術は知識との融合が進む。

 言語モデルの予習訓練技術の出現と発展に伴い、自然言語理解(NLU)能力が大幅に向上した。大量のテキストデータに基づく意味の予習訓練技術はある分野の知識と深く融合し、自動問答、感情分析、読解、言語推論、情報抽出などの自然言語処理(NLU)の効果を持続的に向上させる。ハッシュレート、豊富な分野データ、予習訓練モデルと研究開発ツールを充実させたNLU計算プラットフォームが次第に成熟し、インターネット、医療、法律、金融などの分野で広く利用されるようになる。

【ハッシュレート】仮想通貨ビットコインを手に入れる時の計算の速さ

動向7:IoTは境界、次元、シーンの限界を突破する。

 5 GとエッジAIの発展につれて、ハッシュレートはクラウドセンターの限界を突破し、あらゆる物に広がり、普遍的な分散式計算プラットフォームを生成する。同時に、時間と空間はこの物理世界で最も重要な二つの次元であり、時間と空間に対する洞察は次世代のオンラインプラットフォームの基礎能力となる。これはまた、モノのネットワークとエネルギー、電力、工業、物流、医療、スマートシティなどの多くのシーンが融合し、より大きな価値を創造することを促進する。

【エッジAI】ネットワーク末端の端末や無線基地局(端=エッジ)に搭載されるAIのこと。自動運転車に搭載されるAIもこれに当たる。

動向8:スマート交通の導入が進む。

 自動運転はますます知的に進化しており、市場はAI運転の今後数年間の発展に大きな自信を持っている。2020年にはより多くの自動運転車がスピード物流、公共交通、閉鎖道路などのさまざまなシーンに対応する。同時に、V 2 X(vehicle to everrything)技術は規模化の部署と応用を開始して、車と車道が広く接続するようになり、さらにインテリジェント車道協同技術の実現を推進して、スマート交通は園区、都市、高速などの多様なシーンの中での導入が加速される。

【園区】政府が特定の業種、形態の企業のみを認めた計画区域。具体的には「工業園区」「農業園区」「科学技術園区」「物流園区」「文化創造産業園区」がある。

動向9:ブロックチェーン技術がより多くのシーンに溶け込む。

 ブロックチェーン技術がAI、ビッグデータ、IoT、エッジAIと深く結びつくにつれて、オンライン・オフライン間でデータと実資産はより正確に一致するようになる。ブロックチェーンをめぐって構築されたデータの所有権、データの使用、データの流通、交換などのソリューションは、様々な分野で大きな役割を果たす。例えば、eコマース(EC)の分野では、商品の全流通過程でデータの信憑性が保証される。サプライチェーンの分野では、全流通過程でデータの公開と透明性、企業間の安全取引が保証される。政務分野では、政府データへのアクセス、証明書の電子化などが実現される。

動向10:量子計算がAIとクラウドに新しい力を注ぐ。

 「量子覇権」の実証成功に伴い、量子計算は2020年には新たな爆発を迎える。量子ハードウェアの面では、プログラム可能な中型ノイズ量子デバイスの性能はさらに向上し、修正能力を備わる。最終的には実用的価値のある量子アルゴリズムが搭載され、量子AIの応用も大きな発展を遂げるだろう。量子ソフトウェアにおいては、高品質の量子計算プラットフォームとソフトウェアが出現し、AIとクラウド技術と深い融合を実現するだろう。また、量子計算のエコシステムの初歩的形成に伴い、量子計算はより多くの応用分野で重視され、ますます多くの業界大手が続々と研究開発資源を投入して戦略配置を行い、未来のAIとクラウドコンピューティング分野に新たな様相をもたらすチャンスになる。

<参照サイト>
https://m.gmw.cn/toutiao/2020-01/06/content_122977186.htm?tt_group_id=6778655660516049421

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