「パクリ」ミルクティー店に本物が怒り

 中国ブロガー「打假麼」によると、昨年9月、人気歌手のジェイ・チョウ(周杰倫)の「説好不哭(邦題:泣かないと約束したから)」のMVに登場したミルクティー店「麦吉machi machi」が上海の人気観光スポット外灘(バンド)で開店から話題になったが、まもなくニセ店舗が次々と登場しているという。

 このニセ店舗は加盟店を自称しているが、パッケージや味はいずれも本物と全く違う。ネットでは「麦吉の加盟店」をうたったニセ広告までも現れている。甚大な営業被害を受けているため12月には、麦吉の公式サイトに「麦吉machi machiは現在、大陸地区において対外的に企業誘致や加盟店を展開しておりません」という声明文までも出された。

ジェイ・チョウの「説好不哭」MV(Youtube:A-Sketch MUSIC LABELより)

 12月22日、張さん(女性)は観光スポット上海城隍廟付近を歩いていたところ、「machi machi 麦吉」を見つけた。「周杰倫のMVに出ていたお店だ!外灘ではかなり並ばなきゃ買えないけど、ここで並ばないで買えるなら…」と人気のチーズミルクティーを買うことにした。

しかしすぐ違和感に気付く。

 底にはチーズの塊が溜まり、表面のミルクティーは強烈なクリームと茶の粉末の感覚がしたという。しかもこのミルクティーの価格は28元(約450円/中国の相場では高め)だった。

さらに違和感に気付く。

 張さんは、今までたくさんの店でミルクティーを作る様子を見てきたが、この店の店員はどうも手馴れていない。しかし、別の客が店員に「ジェイ・チョウのMVに出ていたお店ですか」と聞いたら、「そうです」と答えたという。

 張さんはもともとネットインフルエンサーがオススメするミルクティー店に行ってSNSに写真を載せる予定だったが、本物の麦吉で買ったことがある友人にパッケージ写真を見せたところ、すぐにニセモノだと判明。SNSには「ニセ商品を摘発」と投稿した。

 中国メディア「澎湃新聞」によると、麦吉は人気が出て日が浅く、消費者が「新店舗」という表記にだまされやすく、実際に買って飲んでから初めて気がつく場合が多いという。また大手検索サイト「バイドゥ(百度)」では「麦吉加盟店」が検索され、加盟店をうたう広告が多くなっているとも伝えている。

 もちろん、本物の麦吉としてもすでにニセ店舗が続々と現れていることに注意を呼びかけている。12月19日、台湾の麦吉会社が大陸で唯一運営を許可していた店舗である上海麻吉餐飲管理有限会社が、社会に対して厳正に対処する声明文を発表した。また、麦吉が昨年9月の開店後、ジェイ・チョウのMVによってブームになったが、現在“ニセ麦吉”がひどく出回り、多くの損害を受けているとも主張している。調べによると、上海・広州・深圳など全国に110店舗ものニセ麦吉加盟店があるという。

 昨年末、ランダムにネット上で「麦吉奶茶加盟」と検索してみたところ、広告には加盟に関するホットラインが二つあり、現在加盟する方法がないということが誰にでも分かるようになっていたという。
 現在、大陸地区には上海、杭州、常州、南京、寧波などに麦吉の正規店があり、昨年12月31日にも、TX淮海(上海の新商業施設)に直営店がオープンした。正規店は公式サイト(https://www.machimachi.cn)に掲載されているので、興味がある方は一度確認した方がいいだろう。

ちなみに日本でも、東京・原宿、横浜、京都、大阪にすでに出店している。

<参照サイト>
https://www.toutiao.com/a6777642469543641611/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です