ウイルス感染源か?市場で野生動物販売取り締まり

 新型コロナウイルス感染による肺炎の流行が中国社会を混乱に陥れている。中国メディア「環球時報」では、人間への一次感染は野生動物を食べることによって発生した疑いがあり、これを調査するため深セン市の市場監督管理局が先日、野生動物防疫活動チームを設立したと伝えている。

 1月20日〜31日まで、同管理局は3796人を動員して普通農副産品市場1888ヶ所、卸売農副市場423ヶ所、飲食店5659軒で野生動物取引の調査を行った。その結果、野生動物と生きている鳥類989匹を差し押さえ、鳥類の違法取扱10件、野生動物の違法取扱3件を立件した。

 しかし、感染防止が呼びかけられている中、まだ野生動物を食べている人がいるという。

 1月23日、同管理局職員が検査したところ、市内にあるレストランのメニューの中に蛇類を使った料理があったという。厨房で加工していたヘビ類の肉は約22kg。責任者は合法を示す証明書類を提示できず立件された。

 また、1月31日、同管理局が市内の別のレストランに抜き打ち検査を行ったところ、メガネヘビを漬け込んだ「ヘビ酒」を押収した。

 同日、同管理局職員が市内の港近くにある海産物商店街を検査したところ、ある店に広東省重点水生野生保護動物であるカブトガニが2匹並んでいた。職員は直ちに証拠として写真を撮り、当事者立会いのと検収したカブトガニをその場で放流、現在司法当局がさらなる調査を進めている。

 我々は改めて認識しなければならないのは、人類が野生動物を食べて伝染病の大規模流行を引き起こしたのは今回が初めてではないということだ。2003年SARS流行は市場で売られていた野生のハクビシンが「SARSコロナウイルス」を媒介したことが原因ではないかと言われている。また2014年、「シナキクガシラコウモリ」がSARSコロナウイルスの大元の保有動物であることを確認した。

 野生動物の多くはウイルスの温床である。WHO(世界保健機関)によると、ペストはペスト菌によって引き起こされるが、これは野生動物由来の細菌で、通常は小型哺乳類とノミから発見される。ノミを通して野生動物の間に広がり、人間への感染源はネズミとその他のげっ歯類だが、その主たるものが溝鼠やクマネズミだ。また野生のキツネ、オオカミ、ネコ、ウサギ、ラクダ、ヒツジも感染源となる可能性もあるという。

<参照サイト>
https://www.toutiao.com/a6789469353944285704/
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/414-sars-intro.html

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