武漢の新型コロナウイルス治療最前線を支える配達ロボット

 中国の新型コロナウイルス感染者は、アリペイ(支付宝)アプリ内に開設された新型肺炎対策ページによると7日正午現在、感染者3万1211人(3071人増)、死者637人(72人増)、回復1552人(188人増)で、感染者の増加数が2日連続で前日を下回った。

 大手ECサイトを運営する京東(ジンドン)グループの物流企業「京東物流」では、一部の都市でロボットを使った無人配達を行っているが、この度新型コロナウイルスの発生地とされる武漢市内で医療物資の輸送に活用されたと、中国メディア「中国網」が伝えた。

 6日、京東物流の仁和ステーションから出発した配達ロボットは、車と人を避けながら、ルートを間違うことなく、無事に武漢第九病院に医療物資を届けた。武漢市で新型コロナウイルスが流行して以来これが初めての人工知能(AI)搭載ロボットによるスマート配送だという。

 同病院は新型コロナウイルス患者を治療する拠点病院で、院内には感染と診断された大勢の患者、その多くは重症、さらには重篤な患者もいる。

 仁和ステーションは同病院から600メートルの位置にあり、ウイルス発生後、ここが病院で必要な医療物資のほとんどを送り届けている。配達員には感染の危険があるが、最前線で必要な物資を供給するため、一度も途切れることなく配達を続けている。

 京東物流では、以前よりテクノロジーを活用した効果的な感染地域の支援を想定しており、今回もウイルス発生直後から、武漢でのスマート配送の準備を開始した。各地から配達ロボットを集めたほか、同社X事業部のエンジニアも武漢に入り、ロボットための地図観測を行った。

 X事業部の担当者によると、京東物流独自開発のロボットだけでなく、レベル 4の自動運転技術とセットで対外開放し、京東グループと協力関係にある他社製のロボットにも技術サポートとアップグレードを提供し、レベル 4の自動運転を実現させるという。

【自動運転レベル4】特定状況下における完全自動運転(国土交通省HPより)。つまり特定エリアに限ってのドライバーが介入しない機械による自動走行のこと。

今後は、市内の他の病院への配達も行うことも視野に入れており、さらに隔離された病院や団地からの需要があればロボット配達を行うことも検討しているとしている。

<参照サイト>
https://tech.ifeng.com/c/7tqncRgEQ7M 
http://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf

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