【中国マメ知識】バイクは禁止

 中国の大都市ではほとんどエンジンバイクは乗れない状況で、禁止している都市のことを=「摩托車(バイク)禁止都市」=「禁摩」と呼んでいる。

 エンジンバイクが禁止になっているのは、中規模都市のほぼ全部。その上、北京、上海、広州、杭州などの都会は電動バイクも段階的に規制する方向で動いている。
 そのためアリババグループの「餓了麼(ウーラマ)」や美団グループの「美団外売(メイトゥアン・ワイマイ)などの電動バイクを使う出前サービス業者は今後の対応を模索しているという。

 つまり、中国は世界一のバイク生産台数を誇っているのに、バイクは都市部では使用が許されず、田舎のみで許される乗り物なのだ。

 「禁摩」がかかっている都市では、ナンバープレートの新規発行の停止、車両の強制撤去、駐車による取り締まりなどの制度がある。国内においてバイクを無くすことはもはや国家政策の一環で、各省や市の政府も没収廃棄に力を入れている。

では、「禁摩」を行う理由はなんだろうか?

 まずは一つには環境対策。中国都市部の大気汚染は有名だが、バイクの排ガスは汚染の度合いが高いとされ、環境対策に取り組む行政から格好の標的とされた形だ。もう一つは交通安全対策と考えられている。都市部ではバイクのマナーが悪く、道路の秩序を乱すほか、二輪車の死傷事故が多いため、バイク排除することで道路上の安全確保を目指した。

 また経済面での計算もある。バイクを都会から取り除けば、自然的に車の販売台数がのぼり、GDPの数値を引きあげられる。車の生産が増えると、ハイテク重要部品を国内でより多く生産できるようになれば、ハイテク製品を生産する技術が発達する。

 そのほかにも、公共交通の充実や都市景観の美化なども理由として挙げられている。

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