ウサギのイラスト

意外な四川グルメ「ウサギ料理」

 新型コロナウイルス発生の影響で野生動物を食すことが問題視されている。確かにコウモリ、ハクビシン、ヘビなどは日本人には馴染みがない。では、ウサギはどうだろうか。昔の日本では食べていたそうだし、現在もフランス料理の食材として使われている。中国フードメディア「美食工坊」では、中国における「ウサギ食文化」について紹介している。

 美食ブロガーが家でウサギを焼いて食べたという投稿を最近見かけたところ、コメント欄に書かれているのは、明らかにそれを食べたい様子なのに、表向き立派なことばかりだったという。

「ウサギってなんて可愛いのだろう」
「肉を食べるのは好きだけど、卯年に生まれたんだ。心理的にも少し辛いなあ、
残酷だ」
「君はどうしてウサギを食べたいの?」
「私はみかん食べながらあなたがウサギ食べているのを見るよ」

 野生のウサギは食べていいものであるし、農村ではなおさらウサギを食用に飼育するところも多い。ただ大衆の目に入っていないだけだ。実はウサギ肉は脂肪分が低く、栄養価も高い。ただ個体が非常に小さいため牛肉の切り身のようにはならず、また飼育も調理も難しい。しかも味の面は、大量の調味料がなければ美味しくならない。そのため市場に出回る量が少ないのだ。

 四川省では、ウサギ肉を食べるのは食文化の一つであり、統計によると、四川の人は1年に3億羽以上を食べており、計算してみると9秒に1羽のウサギを食べていることになる。ここ数年の統計では四川産ウサギの販売量はずっと上昇傾向を示しており、しかも驚くことに、四川は別の省からもウサギを購入しているという。

 昔からウサギは様々な食べ方が研究されていて、先人たちの長年の模索の末、発見された美味しさは非常に素晴らしい。その知恵は代々口伝され、多くの人々が四川名物として他の地域に広めた。四川ではそこまで「貴重な」ものではなく、ウサギ肉を食べることはいたって日常的なことなのだ。

 ウサギは食用に飼育すると儲けの大きい経済動物でもある。平均1グラム当たり5〜10元(約75〜150円)のウサギ肉が25〜30元(約375〜450円)で売られ、高い中間マージンが手に入る。野生のウサギならさらに高く、都会のレストランでは高級食材として出される。

烤兔肉(ウサギ肉のロースト)の作り方

  1. ウサギ肉を処理してきれいにした後、塩・生抽(中国の薄口醤油)・老抽(中国の濃口醤油)・胡椒・粉唐辛子、花椒(ホアジャオ、中国の山椒)、にんにくみじん切り、ローリエ、椒鹽(粉山椒と塩を混ぜた調味料)を加えて一晩漬ける。
  2. 二日目に花椒を抜く(苦味が出ないようにするため、おそらく取り出さなくても香りがよくなる)。
  3. アルミホイルを巻いてオーブンにウサギ肉に入れる。180度で焦げないように何杯か水をかけ1時間半程度焼けば完成。

<閲覧注意>ウサギ肉の写真は次のページに

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です