SNSを通して中国の今がわかる!中国ネット流行語3選

リアルでもネットでも変化の速い中国社会。その勢いは各種SNSからも読み取れます。今回は、中国社会に起こっている様々な変化が現れているネット流行語を紹介していきます。

2020年1月以降、中国では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、肺炎患者のために病院が急ピッチで建設され、その様子が動画配信サイト『优酷(YOUKU)』でライブ配信されました。そして自宅にこもるしかない中国の人々はその工事現場のライブ配信を見守り続けるうちに、重機たちを擬人化し、次々とあだ名をつけて応援コメントを書き込み始めたのです。

その中の一つが『欧尼酱』。彼は泥を吸引・排出するための重機で、中国語で「泥を吐く」は「呕泥(ǒuní/オウニィ)」。そこから、発音の似ている『欧尼酱』と名付けられました。この『欧尼酱』、意味はなんと日本語の『お兄ちゃん』。たくさん人々から「お兄ちゃん、加油(がんばれ)!」と重機を応援するコメントがSNSに投稿されました。

またこの一件は、新型コロナウイルスの流行以降、ほとんど外出できない中国の人々が時間を持て余していることをよく表しています。

意味は「他人の作品の面白いところを取り入れる、パクリ」。映画化もされた中国のある小説が、東野圭吾の『容疑者Xの献身』及び『白夜行』にそっくりだと話題になった際よく使われました。東野作品は中国でも絶大な人気を誇るため、SNSでも炎上し、映画レビューサイトでの評判も非常に悪いものとなりました。国外から海賊版問題を指摘される中国ですが、現在では日本と同様、パクリと疑われるものについてはあっという間にSNSで炎上、批判されるようになってきています。

2020年の春節の挨拶によく使われた言葉です。子年の「鼠」、大晦日を意味する「夕」を使って新年感を出しつつ、発音が日本語の「素晴らしい」によく似せてあるのです。こういった日本語由来の流行語は、アニメやマンガ、音楽などを通じて日本語を聞いたことがあり、日本に親しみや好意を持つ中国人が増えていることの表れかもしれません。

日中関係も良好な中、一刻も早く新型コロナウイルスをめぐる事態がよい方向に変化し、2020年が日中双方にとって「素晴らしい」年となることを願うばかりです。
【ライター:松原悠 イラスト:hitom】

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