ローンチから8カ月、ゲーム実況配信「ミルダム」 が目指す視聴者参加型の新たなプラットフォーム

動画配信プラットフォームが隆盛を極める中、eスポーツの盛り上がりと共にゲーム配信というジャンルが人気を集めるようになりました。ゲームのプレイ動画を配信し、それを生業とするゲーム実況者も現れ始め、ますます注目を浴びつつあるゲーム実況動画配信プラットフォーム。

そこで今回、紹介するのは中国「闘魚(DouYu)」と日本・三井物産の共同出資で誕生した日本法人DouYu Japanが展開するプラットフォーム「Mildom」。サービス概要や今後の展開について、DouYu Japan社にメール取材にてうかがいました。

中国企業DouYuとは

DouYuはゲーム動画配信をメインに、そのほかのエンターテインメント性のある動画を配信するプラットフォームです。2019年7月にはナスダックに上場し、順調に業績を伸ばしています。2019年第4四半期の平均MAU(月間アクティブユーザー)は1.66億人と、中国国内におけるゲーム実況動画の配信プラットフォームとして最大手の一つであるといえます。

ゲーム動画配信プラットフォームMildom

中国のDouYuと日本の大手商社・三井物産が共同出資し誕生した日本法人DouYu Japanが日本で展開するゲーム実況動画の配信プラットフォーム「Mildom」。2019年9月にサービスがローンチされました。バトロワ系ゲーム『Fortnite』や『荒野行動』などはもちろん、MOBAの代表格『League of Legends』など、様々なジャンルが配信ラインナップに並んでいます。

目指すは相互に楽しめるプラットフォーム

同社が目指すのは「配信者と視聴者が楽しめるライブ配信プラットフォーム」であり、「相互のコミュニケーション性を大切にする機能やサービスの拡充を進めている」と教えてくれました。

現在、Mildomのマネタイズ方法で中心となっているのは、「ギフト」システムとその他の有料サービス。「ギフト」システムとは、視聴者が配信者に対して「ギフト」(いわゆる投げ銭)を贈ることができるというもの。

「ギフトを贈ると、すべての視聴者が見ている画面にその様子が出てくるため、ギフトをもらった配信者や贈った視聴者本人はもちろん、他の視聴者もその様子を見て楽しむことができる仕組みを取っています」。こうしたところからも、視聴者と配信者が相互に楽しめる工夫を感じることができます。

中国市場との違いについては「サブカルチャー等に代表される日本独自の文化やカルチャー」を挙げてくれました。「ローカライズしたサービスとして皆さまにお楽しみいただけるサービスを目指していきたい」とのお話に、今後の広がりがますます楽しみになります。

新型コロナウイルスの影響に対する支援策も

今回、巣ごもり消費が続く状況下でのMildomの動きについてもおうかがいすることができました。

「Mildomの利用ユーザー数は、巣ごもり消費の一貫としてeスポーツ全般、インターネット上での動画配信への関心が高まっていることから、順調に推移しています」

一方、イベント中止や学校・塾が休校になるなど、新型コロナウイルスの影響を受けている方がいるのも事実。こうした施設や教育機関に対し、「ライブ配信プラットフォームやライブ配信のノウハウ、サービスの提供を通じて、少しでも貢献するための支援を実施したい」との思いから同社では支援窓口を設置したとのことです

Mildomはサービスをローンチしてから間もないですが、2020年4月にはeスポーツで有名な梅原大吾選手などが所属するプロ格闘ゲームチーム「Team Beast」へのスポンサーシップ締結を発表するなど新たな動きを見せています。

ゲーム実況動画を中心に据えつつ、ますますその役割を広げていくMildom、今後の展開に注目です。

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