おうちの食器で「中国茶」を楽しむ!お茶の種類や淹れ方を解説

自宅で過ごす時間が増えて、少し気分転換したいときティータイムを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?リフレッシュにオススメしたいのが、香り豊かな中国茶。ペットボトルの烏龍茶やジャスミン茶ではなく、茶葉を使って自宅で淹れるとさらに美味しく味わえるんです。

そこで今回は、中国茶ファン歴10年、アジア食品ネットショップ「茉莉商店」店主のねねさん中国茶ビギナーさん向けの基本知識や簡単な楽しみ方を伺いました。

中国茶とは何でしょう?

中国など中華圏で作られるお茶の総称です。「茶の木」と呼ばれるツバキ科の常緑樹の葉を炒って、基本的には発酵させた茶葉を使います。 実は「日本茶」も同じ茶の木の葉を使っていますが、こちらは蒸して茶葉に加工します。

中国茶にはどんな種類があるの?

代表的な茶葉の種類は6分類になります。

種類代表的な茶葉の例
緑茶龍井茶(ロンジン茶)
白茶白毫銀針(バイハオ インジェン)
黄茶君山銀針(ジュンシャン インジェン)
紅茶キーマン紅茶
烏龍茶(青茶)鉄観音
黒茶例:普洱茶(プーアル茶)
白茶に分類される「白牡丹」(ねねさん提供)
摘んだばかりの龍井茶(ねねさん提供)

もちろん種類によって様々な味や香りの特徴があります。例えば、龍井茶は爽やかな甘みがあり、豆栗のような香りがしますし、キーマン紅茶は独特のスモーキーフレーバーに、味はまろやかでコクがあります。

このほか、ジャスミン茶(茉莉花茶)が有名ですが、こちらは一般的には製茶工程でジャスミンの花の香りを緑茶に吸着させたものになるため、茶葉の分類は緑茶になります。ちなみにジャスミン茶として販売されているお茶には、花を取り除いた茶葉だけのものと、花と茶葉が入ったものがあります。

さらにガイドブックなどで目にする湯の中に花が咲くお茶は「工芸茶」と呼ばれ、見た目の華やかさからお土産としても人気です。茶葉を糸で束ね、お花を包んで丸くなるよう形が整えられています。

このようなバラエティ豊かな茶葉から自分好みの一品を見つけることも中国茶の魅力といえるでしょう。

中国茶ビギナーさんにオススメの楽しみ方は?

茶葉について
日本でも六大茶の代表的な茶葉はインターネットなどで購入できます。中国茶葉を買うのが初めての方でしたら、まずは烏龍茶を試してみてください。

日本でも愛飲家が多い「鳳凰単叢(ホウオウタンソウ)」は香り高く味がしっかりしているため、本格的な中国茶に慣れていなくても、その魅力がわかりやすいと思います。

道具について
茶盤や茶海、急須、茶杯…、さらに香りを楽しむための聞茶杯まで、本格的な茶器をそろえようとするとなかなか大変でお金もかかります。

中国茶を楽しむには、茶器が必須というわけではありません。茶器がない場合は、日本茶や紅茶に使う急須やティーポットでも淹れられます。耐熱性のガラスコップ一つだけでも気軽に楽しめますよ。

私も小さい子どもがいるため茶器をテーブルに並べられず、いつもガラスコップで飲んでいます。

陶器の湯のみやカップも良いですが、お湯の中でゆっくりと開く茶葉を鑑賞するのも中国茶の楽しみ方の一つなので、ガラスコップもオススメです。 ちなみにコップで飲む場合は、茶葉を浸しっぱなしにしても渋みが出にくい新茶の緑茶や茶葉が大きいものが向いています。

ガラスコップで味わう白牡丹(ねねさん提供)

淹れ方について

  1. まずは急須(ティーポット)と湯のみ(カップ)に熱湯を入れ、温めます。(ガラスコップを使う場合はコップのみ)
  2. 1回で使う茶葉の目安は、種類によりますが3~5g。細かい茶葉だと大さじ1くらいで、大きい茶葉だと大さじ2くらいになります。
    急須で慣れない場合は多めに入れ、コップの場合は少なめに入れると良いでしょう。これを温めた急須またはコップに入れます。
  3. 急須またはコップにお湯を注ぎますが、美味しく飲むために温度にも気を配りましょう。発酵していない茶葉は低温、発酵が進んでいる茶葉は高温で淹れるのが基本です。
低温で淹れる茶葉緑茶、白茶、黄茶75~85度(一度沸騰させてから、ケトルの蓋をとって3~5分ほど冷ますと適温です)
高温で淹れる茶葉烏龍茶、紅茶、黒茶熱湯に近い温度(沸騰してすぐ注いで大丈夫です)

また、抽出時間は茶葉によりますが、15~30秒ほど。長く浸さないのがポイントです。

1回分の茶葉で3~5煎ほど美味しくいただけます。その場で飲み切らない場合は、保温ボトルなどに入れて外出用にしても良いですよ。

コップを使う場合は、最初に入れた分を全部飲みきってから、次のお湯を注ぎましょう。あまりお湯を入れすぎると、飲み切るまでに渋みが出るのでご注意を。

ネットでは茶こし付きのマグカップが売っているので、これを使うのも便利です。

茶こし付きのマグカップ
「龍井茶の新茶はコップで飲むのがオススメです」(ねねさん提供

中国茶でおうち生活を楽しく

今回は茶器を使わない方法をご紹介しましたが、本格的な茶器をたくさん使うのも優雅で素敵なので、中国茶にハマってしまった方はぜひこちらもチャレンジしてみてはいかがでしょう。

長く続きマンネリしがちなおうち時間を快適に過ごすために、ぜひ中国茶を取り入れてみてくださいね。

ねねさん
中国茶、点心作り、「ジョジョ」が好きな3児のママ。2004年上海留学→中国越境EC担当&杭州・上海駐在→結婚退職→上海で育児9年→日本へ帰国。現在は、アジア食品店「茉莉商店(https://molishop.base.shop)」の店主として、中国野菜の生産販売、台湾産果物の輸入販売などを通じてアジアの美食を日本に紹介している。

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