ティックトックの中国版「抖音」発のネット流行語3選

今や世界の流行発信源となったショート動画アプリ「TikTok」ですが、ベースとなったのは中国の「抖音(ドウイン)」というアプリ。もちろん中国でも「抖音」は若者を中心に大人気で、そこからいろんな流行語が生まれています。今回はそんなTikTokの中国版「抖音」発のネット流行語3選をご紹介します。

「778」(チーチーバー)

qīqībā
抖音のある男性投稿者が食レポの際、必ず「吃吃吧!(食べてみてよ!)」と叫ぶのですが、方言混じりのその言い方がとてもユーモラスであるため流行語となりました。ネット上で書くときは、吃吃吧(chī chī ba)と音が似ている「778」の数字が当てられています。

初めは夜食を食べる動画を投稿していたのですが、美味しそうにたくさん食べる様子がみるみる人気になり、今では微博(ウェイボー)など他のSNSでも多くの人に拡散されています。

「精神小伙」(ジンシェン シャオフオ)

jīngshén xǐaohuǒ
直訳すると「元気な若者」。若い男性がダンス動画などをアップする際、よくこのタグをつけられています。

典型的なのはツーブロックの髪型に黒のTシャツ、黒スキニーパンツ、スニーカーの若者。またはサングラスをかけてスーツを着ている場合もあります。ニュアンスとしてはただ単に“若者”というだけでなく、ちょっぴりワルぶっていたり、「地元愛」を強調する意味合いもあります。

要するに、ちょっとヤンチャな若者が抖音で面白いことをしてやろうというときに使うタグです。 彼らがやっていることは「社会摇(shèhuìyáo)」と呼ばれる比較的簡単なダンスを踊るなど、内輪で盛り上がっているような内容がほとんどです。それでも多くの中国の若者が「精神小伙」と自ら名乗りネット上で目立ちたがるというのが、今の中国の勢いのある雰囲気を表していると思います。「精神小伙」で検索すると、最近の中国の若者がどんなふうにカッコつけたいのかが伝わってきますよ。

「醒醒你抖音炸了!」(シンシン ニィドウイン ジャーラ! )

xǐngxǐng nǐ dǒuyīn zhàle
直訳すると「起きて起きて、あなたのTikTok爆発してるよ!」。バズった動画に対するコメントでよく使われる言葉です。

投稿後、反応を見ていない投稿者に対して、「早く気づいて、あなたの投稿バズってるよ!」と知らせるコメントですね。日本のTwitterでいう「ちょwおまww有名人じゃん」のようなものです。

「炸」はもともと破裂する、爆発するという意味ですが、これを「バズる」ことの表現に使うところが、中国人の言語センスの良さですね。
【ライター:松原悠】

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