2021/06/02 カルチャー

中国マメ知識「2021年の春節(旧正月)はいつ?由来、習慣、挨拶、食べ物は?」

「春節(chūnjié/チュンジエ)」とは旧暦(太陰暦)の「正月」のことを指し、日本では「旧正月」という名前で知られています。旧暦が基準となるため、毎年日にちが異なります。2021年の春節は2月12日にあたります。

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ちなみに春節前日は旧暦の大晦日で「除夕(chúxī /チューシー)」といいます。重要で伝統的な祭日で毎年7日間ほどの大型連休となります。日本と同様、年末には大掃除や飾りつけをして、新年を迎えます。

春節の由来

春節の歴史は4000年ほどあるとされています。現在の春節、つまり旧暦における新年(正月)は、現在のように旧暦1月1日ではなく、夏の時代には1月、商の時代では12月、秦の時代からは10月など、王朝によってその時期はまちまちでした。その後、漢の武帝が1月1日を一年の始まりだと定め、その後清朝滅亡までこの考え方が使用されます。

近代以降、旧暦が改められ、新たな暦での1月1日が「新年」とされます。しかし、民間では依然として旧暦の正月が祝われており、袁世凱が1913年7月に旧正月を祝う「春節」を採用し、同時に休暇期間と定めました。

その後、1945年9月27日、中国人民政治協商会議第1回全体会議で、中華人民共和国は世界共通の西暦を採用することを決定。西暦1月1日は「元旦」、旧暦正月1日は「春節」となりました。

春節の習慣・過ごし方

(1)一家団らん
春節は一家団らんで過ごすことが一般的。そのため、毎年春節期間になると、ふるさとを離れて生活をしている人たちが一斉に里帰りのために移動する「春運(chūnyùn/チュンユン)」が見られます。

(2)新年の飾りつけ
春節になると、中国では縁起のいい赤色の装飾がなされます。家の門やドアには縁起の良い言葉が書かれた赤い紙「春聯(chūnlián/チュンリエン)」を貼り、新年を迎えます。

(3)圧歳銭(お年玉)
日本のお正月にも親や祖父母から子どもに配られるお年玉。中国にも「圧歳銭(yā suì qián/ヤースイチエン)」という同様の習慣があります。毎年、地域ごとの圧歳銭平均金額が公表され、話題となります。

(4)紅包(ご祝儀)
春節期間には「紅包(hóng bāo/ホンバオ)」といわれるご祝儀を配り合う習慣があります。家族や友人どうし、上司は会社の部下にこの紅包を配ります。中国の企業では春節明けに、普段あまり会うことがないCEOが自ら会社のロビーなどで一人一人に紅包を手渡しするなどの光景が毎年見られます。

(4)爆竹を鳴らす
除夕~春節になると爆竹を鳴らす音が響きます。爆竹には邪気を払い、福を招き入れるという意味が込められており、古くから民間で親しまれてきた習慣ですが、近年では都市部を中心に爆竹の使用が禁止される場所が増えているともいわれています。

(5)特別番組を見る
日本に紅白歌合戦があるように、中国にも年末に歌やトーク、お笑いなどが繰り広げられる「春節聯歓晚会」略して「春晩」(chūnwǎn/チュンワン)というものがあります。CCTV(中央電視台)をはじめ、各地方局も同様の番組を放送しています。

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