2020/05/11 カルチャー

中国人留学生がみた日中キャッシュレス事情

こんにちは。中国人留学生のAkiです。日本で気になる点の一つとして、現金払いをする場面が多いことが挙げられます。今回は日中のキャッシュレス事情についてお話しようと思います。

財布を持たずにおでかけ

中国では現金を使う人が減っており、オンラインでの支払いがスタンダードになりつつあります。そのうち、一番使われている手段はAliPay、このほかWeChat PayやQQペイなどがあります。現状、AliPay・WeChat Pay以外のサービスは使えるお店が少なく、この2つのサービスが圧倒的なシェアだといえます。

ではなぜその中でも、AliPayが最も使われるのでしょうか?それはAliPayが消費者だけでなく、販売業者からも支持を得ているからだと思います。消費者のメリットは、利息と手数料無料。AliPayを運営するアント・フィナンシャル社が提供する、1元から購入できる金融商品「余額宝」に、AliPayのウォレットからお金をプールしておくと、銀行よりも高い利息を受け取ることができます。

私が中国で生活していた2017年時点、こうしたサービスはWeChat Payにはありませんでした。手数料に関していうと、AliPayは銀行口座とスマホ内ウォレットのお金の出し入れが無料であるのに対し、WeChat Payはスマホ内のウォレットから銀行口座にお金を戻す際に手数料がかかってしまいます。そのため、私はAliPayをメインに使っていました。

お店側にもメリットはあるようです。私が中国にいたとき、販売業者・一般の小売店にAliPayの営業マンがサービス・メリットを説明しているところをよく見かけました。こうした地道な営業活動が今日のAliPayのシェアにつながっているのかもしれません。

2017年末からは、地下鉄やバスを乗るときもAliPayが使えるようになりました。現在ではWeChat Payで乗車できる路線もあるようです。キャッシュレス決済の影響力がさらに拡大し、導入していないお店が徐々になくなっていく様子が印象に残っています。お金をなくす心配がなく、友達どうしでのお金のやりとりをするときに手数料がかからない、なにより支払いが早くできて便利。私自身、財布を持たずにでかけることが増えました。中国はもう「キャッシュレス社会」といえるでしょう。

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