2020/05/22 カルチャー

中国の教育 過酷な大学入試「高考」とは?

中国の大学受験が厳しいことは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。毎年一斉に全国の学生が参加する「高考」、試験当日は会場近くでクラクションを鳴らすのが禁止されるほどの厳重さです。

【関連記事】中国の大学受験「高考(ガオカオ)」の過酷さを振り返る

例年6月の初めに行われる高考ですが、2020年は新型コロナウイルスの影響により、実施日が一カ月繰り下げられ7月7日・8日となりました。

今回は、中国の“一大イベント”ともいえる高考について解説していきます。

統一試験「高考」とは?

中国での大学入学試験は「高考(ガオカオ・gaokao)」と呼ばれています。正式名称は「普通高等学校招生全国統一考試」です。

日本の大学入試センター試験と同じだと感じた方もいるのではと思いますが、異なる点がいくつもあります。最も異なる点として挙げられるのが、「本番一発勝負」であるということ。日本の場合、国公立大学の受験生はセンター試験の点数によって二次試験を受けますが、高考に二次試験は存在しません。

また、日本と違う点は出願形式にも見られます。試験からしばらくすると、大学の合格基準ラインが公開されます。その基準と自身の点数(オンラインで参照可能)を見比べて、合格できそうな大学に出願するという形式を採用しています。日本は試験を受ける前に出願しますが、中国は後からの出願です。高考の成績が希望の大学に届かなかった受験生は、日本と同じく浪人をしたり、海外大学への留学を検討したりするようです。

受験科目と満点

高考は2日間に分けて行われます。統一試験といいながら、地域ごとにいくつか試験問題が分かれており、選択科目に関する取り決めも一様ではありません。

ただし、一般的な受験科目について言及すれば、文系の受験生は語文(国語)、数学、外国語(主に英語)に加えて文科総合(政治・歴史・地理)を、理系の受験生は語文、数学、外国語に加えて理科総合を受験します。多くの省では、語文150点、数学150点、外国語150点、文科または理科総合300点の合計750点満点とされています。

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