2021/05/17 カルチャー

中国マメ知識「端午節とは?時期、由来、習慣、挨拶、食べ物は?」

写真:PIXTA

端午節の食べ物

もう一つ、端午節を代表するものは「ちまき」です。ちまきは古来、神へのお供え物として節句には欠かせないものでした。本来ちまきは他の節句でも食べていたようですが、長い歴史を経て、端午節に食べるものと定着したようです。

中国のちまきには大きく分けて2つのタイプが存在します。甘いお菓子のようなタイプとしょっぱいご飯のようなタイプがあり、ともにピラミッドのような正四面体に近い形。お米の粒がしっかり残っていて、おにぎりのイメージにも近いかもしれません。地方ごとにいろんなバリエーションがあり、端午節が近づくと有名ホテルやレストランでもオリジナルのちまきを売り出します。また、手作りする家庭もいまだ多いです。

余談ではありますが、明、清の時代にはちまきは縁起物とされ、科挙の受験者は、筆を模して作られた細長いちまきを食べて試験に臨んだということです。このようなちまきを「笔粽(ビィゾン)」といい、「必中(ビィジョン)=必ず合格する」とかけたゲン担ぎにもなっていたようです。

よもぎや菖蒲を採って、虫除けや殺菌に利用するのも端午節の習慣です。

端午節の挨拶

端午節には、ほかの祝日同様、祝日名に「快乐」をつけて「端午节快乐!(ドゥアンウージエクァイラー!)」とあいさつします。

端午節は通常3連休となります。長期休暇ではありませんが、中国人にとって重要な祝日です。日本の端午の節供は中国から輸入されたものですが異なる点も多いため、両国の風習を紹介しあうと話が盛り上がるかもしれません。
【ライター:松原悠】

参照サイト
端午节由来与传说(http://www.gov.cn/test/2006-06/06/content_301530.htm)
端午节的习俗(http://www.gov.cn/test/2006-06/06/content_301534.htm)

※初回公開日2020年6月23日の記事です。2021年5月17日情報更新

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