2020/09/03 カルチャー

18階の部屋を買って後悔?中国で避けられる縁起の悪い数字

写真:PIXTA

ラッキーナンバーや数占い、語呂合わせによるゲン担ぎなど、数字と吉凶を結びつける考え方は世界各地に見られます。特に、中国では縁起の良し悪しを意識する文化が根強く残っているため、結婚式の日取りや車のナンバー、マンションの部屋番号などで縁起が悪い数字を避ける習慣があるようです。今回は、筆者が中国の友人に聞いた中国での「縁起の悪い数字」についてご紹介します。

「死」を連想させてしまう4と14

日本でも「死(し)」と同じ発音でタブーとされる「4」。中国でも「四(si4)」は「死(si3)」と発音が似ているため縁起が悪い数字といわれています。4階のない建物も多く、3階の次に5階があるパターンや、3階を3A、4階を3Bと表示するパターンもあるとか。
 
また、「14」も縁起が悪いといわれています。「1」と「4」に分解してと読むと、「要死(yàosǐ)」=「死ななければならない」と発音が似ていることが理由なのだそうです。

ラッキーセブンはラッキーじゃない

ラッキーセブンという言葉が広く知られ、日本でも縁起が良いとされる「7」。しかし、中国では縁起が悪い数字だと、とらえることがあるようです。理由は、仏教の法要と関係しているそう。仏教では人が亡くなると、故人の供養のために法要を行いますが、命日から数えて七日目の「初七日」に始まり、四十九日まで七日ごとに法要を行います。このことから、結婚式など祝いの席でのテーブル番号は7や17は飛ばすことがあるそうです。

縁起がいいはずの8を避けることも

「8」は中国で非常に縁起が良い数字です。元々は、「お金持ちになる」を意味する「发财(fācái)」の「发」の発音が広東語の「八」の発音が同じことから、広東語圏から広まった習慣なのだそう。今では中国全体まで浸透し、8は一番人気の数字となっています。「18」も「要发(yàofā)」と読めて「お金を使う=お金をたくさん持っている」と解釈できるため大変良い数字。

しかし、一部には「8」をあえて避ける人たちもいるとか。中国には「七上八下(チーシャンバーシャア)」という成語があり、本来の意味は「心が乱れて落ち着かないさま」を意味します。しかし、文字だけ見ると、「7は上がり、8は下がる」と読めます。このことから、8階のマンションを買うと出世できないというジンクスがあるのだそう。

18階の部屋はよくない

縁起のいい「8」がついたとしても、「ビルの18階」となるととらえ方が変わってきます。仏教に由来するのですが、仏教には十八層の地獄があるといわれており、中国ではそれに由来する神話や言い伝えが各地にあるそう。そのため、18階建てのビルは少なく、高層マンションでも18階は不人気です。

中国のQ&Aコミュニティサイト「百度知道(バイドゥジーダオ)」では、「18階の部屋を買ったのですが、人から『よくない』といわれ落ち込んでいます。本当にそうなのでしょうか」という書き込みが見られるほど。

今回紹介した通り、一見縁起がいい数字でも悪い意味にとらえられる場合もあるようです。また、中国語は地域によって発音が異なることが多々あるため、縁起の良し悪しは地域によって異なる場合があります。そのため、最近では「キリがない」「どんな数字も、良い意味・悪い意味がある」と、あまり気にしない人も増えているようです。

国によって異なる数字の意味。あらためて着目してみると意外な発見があり、おもしろいかもしれません。

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