2020/09/06 カルチャー

中国マメ知識「国慶節はいつ?由来、すごし方、挨拶は?」

写真:PIXTA

中国には、祝祭日に合わせて土曜日や日曜日の休日を移動させるなどして、長期休暇を作ることを定めた法律があります。これにより一年間で大型連休が春節、労働節、国慶節と3回もあるのです。今回は、その中から「国慶節」について紹介します。

国慶節はいつ?何の記念日?

国慶節「(guóqìngjié/グオチンジエ)」は、「こっけいせつ」と読みます。ズバリ、中国の建国記念日です。1949年10月1日、中華人民共和国が成立し、のちにこの日が国民の休日として制定されました。10月1日なので、「十一(シィイー/ shí yī)」という呼び方もあります。例年、9月のうちから街に国旗が飾られるなど、国全体が祝賀ムードに包まれます。特に、2019年は建国70周年と区切りの良い年であったため、大々的な祝賀行事が行われました。

中国では、先に挙げた大型連休の春節・労働節・国慶節のほかに、清明節・端午節・中秋節といった伝統的な祝日があります。清明節・端午節・中秋節などの祝日は旧暦に基づいて決まるため、年によって日程が変わりますが、国慶節は毎年10月1日。2020年は珍しいことに、中秋節にあたる旧暦の8月15日は国慶節と同じ10月1日です。そのため今年の国慶節連休は、いつもより長い8連休となっています。

国慶節のあいさつ

日本では建国記念日に特別なあいさつを交わす習慣はありませんが、中国では、国慶節を祝して「国慶節おめでとう」=「国庆快乐(グオチンクァイラー/ guóqìng kuàilè)」というあいさつが交わされます。

また、国慶節は「十一」とも呼ばれるので、「十一快乐(シィイークァイラー/shí yī kuài lè)」という言い方もあります。

この「〇〇快乐(〇〇クァイラー)」という言葉は汎用性が高く、新年のあいさつでは「新年快乐(シンニエンクァイラー)」、誕生日では「生日快乐(シェンリークァイラー)」と使われます。英語の「Happy 〇〇 Day」に近いかもしれません。

国慶節連休の過ごし方

旧正月にあたる春節休暇では、実家に帰って家族団らんを楽しむのが一般的ですが、国慶節休暇の過ごし方は多種多様。決まった食べ物を食べるなどの風習などはなく、それぞれ好きなように過ごすようですが、大型連休となるので旅行を楽しむ人が多いそう。特に最近では海外旅行が人気。

中国の大手オンライン旅行会社Trip.comによれば、2019年の国慶節休暇で人気だった海外旅行先は、1位タイ、2位が日本、3位がベトナム。距離が近く行きやすいアジアの国々が人気のようです。また、日本は四季がしっかりしているため、季節ごとに見どころがあり、リピーターが多いのだとか。

今年の国慶節はどうする?

本来ならば旅行に出かけたいところですが、新型コロナウイルスの影響により今年は難しそう。中国在住の友人たちに国慶節連休の予定を聞いてみたところ、「今年はあまり遠出する気になれない」との意見が。家や近場でゆっくりする時間が増えそうです。また、今年は国慶節と中秋節と重なっているので、伝統的な中秋節の過ごし方に回帰して家族と過ごす人も増えるかもしれません。

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