2020/09/29 ビジネス

中国アリババ「独身の日セール」のこれまで、2020年の動向は?

写真:PIXTA

今や日本でも有名になった「独身の日セール」。毎年ニュースで取り上げられているので知っている人も多いはず。今回は、EC大国の中国で盛り上がりを見せる日、「独身の日セール」についてご紹介します。

今さら聞けない「独身の日セール」とは?

「独身の日セール」とは通称で、中国では「双11(タブルイレブン)」と呼ばれています。この「双11」は、11月11日を買い物の日として浸透させるためにアリババが使い始めたものです。正式には「双十一購物狂欢節(ダブルイレブンショッピングカーニバル)」といいます。

11月11日はもともと中国語で「光棍節(グアングンジエ)=独身の日」と呼ばれていました。「光棍」とは「棒だけしかない」という意味の俗語で、シングルを表す「1」が4つ並ぶことからこう呼ばれています。ネット上でこの「光棍節」が広まり、恋人のいない独身同士で集まったり、相手を探したりする日として浸透していきました。

2009年の独身の日、つまり11月11日にアリババグループはECサイト「タオバオ」(現在のTmall)内でセールを行いました。第1回目が好調だったため、毎年この販促キャンペーンが行われるようになり、以降「独身者の日=買い物」というイメージが定着していきます。一企業が始めたセールでしたが、今では11月11日は他社ECサイトや百貨店・スーパーなど中国全土で一大商戦期となりました。

直近3年間の取引額

では、独身の日1日でどれほどの取引額があるのでしょうか。下記はアリババグループの天猫(Tmall)での直近3年間の取引総額です。

取引総額
2017年 1,682億元
2018年 2,135億元
2019年 2,684億元
Tmall公式Weiboのデータより作成

2019年は2,684億元(約4兆1,602億円)、過去最高の取引額となりました。24時間でこれだけの額を記録するのだから驚きです。ECサイト側は、「販売開始1分36秒で100億元を突破」「1時間3分59秒で1,000億元突破」と公式SNSで公表。これを受け、各ニュースメディアも積極的に報道します。まさに飛ぶように売れていくスピード感にも毎年注目が集まります。

2020年は2段階の盛り上がりを作る

新京報の報道によると、2020年の「独身の日セール」は10月下旬からプロモーションを開始予定。10月下旬から予約販売を行うほか、11月1日から3日まではプラットフォームとして新製品や新ブランドを重点的にサポートするとしています。セール前にこうした施策で盛り上がりを起こし、セール当日にもう一度盛り上がりを持ってくるという2段階方式を行うとしています。
 
これまで右肩上がりで取引額を伸ばしてきた「独身の日セール」、今年もその記録を更新することができるのか、まずは10月下旬のプロモーション開始を待ちたいと思います。

※1元=15.5円計算

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