2021/02/15 ビジネス

中国の「漫画アプリ」市場を読み解く 進む「ウェブトゥーン化」と投げ銭制度

写真:PIXTA


中国の漫画アプリは日本進出するか

「投げ銭」の可能性がどれほどかと思われるかもしれませんが、この投げ銭により動画プラットフォームが急激に成長してきた過去を見ると、漫画アプリでこの現象が起こらないとは言い切れません。投げ銭により資金を潤沢に蓄え、その資金で新たな作家を発掘・育成していくようになれば、コンテンツのレベルがさらに上昇する可能性は大いにあります。そうなれば日本の漫画業界にとって一つの脅威となるかもしれません。

ただし、こうした中国のプラットフォームが日本市場に直接進出してくる可能性は低いと筆者は考えています。なぜなら中国企業は、韓国企業に比べて日本市場での足掛かりが少ないため。世界的にみても巨大なテンセントですら、LINEのようなトークアプリ、TwitterやInstagramをはじめとするSNSを日本で展開できておらず、作品を拡散できるような状況にないのです。

また、日本におけるウェブトゥーン市場は韓国のピッコマやLINEマンガがおさえている状況。そのため、後手に回った中国企業がただちに日本市場へ重大な影響を及ぼす可能性は低いのではないでしょうか。

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