2021/02/24 デジタル&IT

中国発の「物流AIロボット」ユニコーン企業 「フレキシブルな物流」で倉庫作業の効率3倍以上も

画像:株式会社ギークプラス

新型コロナウイルスの影響により、この1年は自宅で楽しめるゲームや動画コンテンツの需要が高まったほか、自宅にいながら買い物ができるECにもこれまで以上に注目が集まりました。ECの利用拡大に伴い、同時に物流量が増えます。以前から物流業界では人手不足が叫ばれており、こうした課題に向き合うことができるのが新たなテクノロジーです。

今回は、2015年に中国で創業した物流AIロボット企業Geek+(以下、ギークプラス)の日本法人である「株式会社ギークプラス」代表取締役社長の佐藤智裕氏を取材。棚搬送型ロボット(GTP)を扱う、世界シェア首位のユニコーン企業に、これまでの物流AIロボットを取り巻く環境、同社の強みや取り組みについてオンラインでうかがいました。

作業量の最も多い部分を効率化

2017年に日本法人を設けたギークプラス。同社の製品は様々な業種で活用されていますが、今回はイメージしやすいECの物流倉庫を例に挙げ、簡単に倉庫内ではどういったことが行われているのかを先に説明しておきたいと思います。 

ECの倉庫では大きな棚が並んでおり、従来は作業者が商品のある棚まで歩いて行き、品物をピックアップしていました。

ギークプラス
画像:株式会社ギークプラス

この作業を効率化するのが、ギークプラスの扱う「物流AIロボット」だといいます。同社のピッキングロボット「EVE」は棚の下に入り込み、棚ごと持ち上げます。その持ち上げた棚を作業者(人)のもとへ運んでいき、作業者は到着した棚から注文された商品をピックアップ。バーコードなどの管理コードをスキャンすると、ロボットは運んだ棚を元の位置に戻します。つまりロボットを使うと、人が棚のところに行くのでなく、棚が人のところへ来るようになるというわけです。

ギークプラス
画像:株式会社ギークプラス

「物流倉庫での作業の6~7割が倉庫内を歩き回る作業だといわれています。そのため、ロボットを使うことでその作業を効率化することができ、作業効率が3倍~4倍になります。正しい商品を正しい数量で読み込まないと棚は進んでいきませんので、ミス防止にもつながります」

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