2021/03/12 ビジネス

今さら聞けない中国IT大手「アリババ」とは?2020年の動きもおさらい

写真:PIXTA

中国の巨大IT企業・阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディングス、以下アリババ)。日本では5年ほど前から「“独身の日セール”の会社」と認識されることが多くなってきましたが、アリババの事業はECのみにとどまりません。

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本記事では、アリババとはどういった企業で、どんな事業を展開し、2020年にどういった動きをみせていたのかを解説していきたいと思います。

そもそもアリババとは?

アリババは、1999年に創業者の馬雲(ジャック・マー)が中国の浙江省杭州市で創業したIT企業です。

同年、BtoBで商品売買が行えるプラットフォーム「アリババドットコム」の提供を開始。2003年にはCtoCオンラインショッピングモール「淘宝(タオバオ)」を開始、翌年2004年には決済サービス「支付宝(アリペイ)」、2008年にはBtoCオンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」と、2000年代に現在の核となる事業を立ち上げていきました。

多岐にわたるアリババの事業

ECのイメージが強いアリババですが、2021年現在、そのほかにも様々な事業が存在します。下記の表は代表的なサービスをまとめたものです。

事業内容 サービス名
EC(C2C) 淘宝(タオバオ)
EC(B2C) 天猫(Tmall)
ライブコマース 淘宝直播(タオバオ ライブ)
旅行 飛猪(フリギー)
ニューリテール 盒馬鮮生(フーマーフレッシュ)
中国向け越境EC 考拉(KAOLA)
海外向け越境EC AliExpress(アリエクスプレス)
物流 菜鳥(ツァイニャオ)
Alibaba.com
コア事業その他 AliHealth
クラウドサービス AliCloud
物流 菜鳥(ツァイニャオ)
デジタルエンターテイメント 優酷(Youku)
非コア事業その他 高徳地図(ガオダーディートゥー)
非コア事業その他 釘釘(Dingding)
アリババ2020年第3四半期決算説明資料をもとに作成

決算資料を見ると、コア事業と非コア事業に分けられていることがわかります。

コア事業は、中国リテール、越境EC、物流、ローカルサービス、卸、その他に分類されており、ここにECの「タオバオ」や「Tmall」、オンライン旅行会社の「飛猪(フリギー)」やニューリテールの「盒馬鮮生(フーマーフレッシュ)」、フードデリバリーの「餓了麼(ウーラマ)」、物流サービスの「菜鳥(ツァイニャオ)」などが含まれています。

その中で最も割合が大きいのは中国リテール事業です。2020年第3四半期決算説明資料を見ると、実に46%がタオバオやTmall、タオバオライブなどを含む中国リテール事業だということが分かります。

一方、非コア事業はクラウドサービス、デジタルエンターテインメント、イノベーション・その他とされています。

同資料によれば、Alibaba Cloudのクラウド事業の売上げは前年同期比50%増を達成したとしていますが、全体の売上げのわずか8%にとどまり、割合として大きいとはいえません。また、ゲームや映画、動画サービス(Youku)を含むデジタルエンターテインメント事業はわずか4%にとどまります。

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