2021/03/12 ビジネス

今さら聞けない中国IT大手「アリババ」とは?2020年の動きもおさらい

写真:PIXTA


2020年のアリババ関連ニュース

ダブルイレブンセールでは取引額新記録
毎年行われているダブルイレブンセール(独身の日)は、毎年売上げを更新し続けており、2020年11月1日から11日までの取引額は過去最高の4,982億元(約7兆9,200億円)、昨年同期比26%増を記録しました。例年と比較し、11日当日だけでなくその前にも大掛かりなセールを実施したことやライブコマースが盛上がりをみせたことなどが取引額増加の要因と考えられます。

C2M「淘宝特化版」のローンチ
2020年3月、アリババは新たなリテールサービスとして「淘宝特価版」をローンチしました。同サービスはC2M(Consumer to Manufacturer)、つまり消費者と生産者を結びつけることで低価格での商品提供を可能にしたECです。もともとの価格の安さはもちろん、「1元セール」を実施し消費者の注目を集めたことも功奏。アリババグループの発表内容によれば、2020年12月時点でMAU(Monthly Active Users)は1億人を突破したとしています。

アント・グループの上場延期
2020年に「超大型」案件として注目されていたアント・グループの上場は、同年11月に延期が発表されました。2004年にアリババがスタートした決済サービス「支付宝(AliPay)」をはじめとした、インターネット金融サービスを提供するアント・グループは、2014年にアリババから分離した会社。アリババは2018年にこのアント・グループの持ち株33%を取得しており、今回の上場延期の影響を受け、株価が急落することになりました。

流れの速い中国ビジネスをけん引するアリババという企業。EC業界でトップをひた走る中、ライバル企業の「京東(JD.com)」や新興企業「拼多多(Pinduoduo)」に追い越されないよう、次々とさらなる一手を打ち出しています。ライブコマースも浸透した2020年、これに続く2021年にアリババはどんな動きをみせるのか、中国のITを語る上では注目しなければいけないトピックの一つだといえるでしょう。

※1元=15.9円で計算

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