2021/04/07 カルチャー

ガラス茶器を使った「中国茶」の簡単な淹れ方

中国茶には「ガラス茶器」「蓋碗」「茶壺」を用いた主に3つの淹れ方があります。正式なお茶席の場ではたくさんの茶具を用いて、一連の所作でゆっくりと淹れていきますが、自由度の高い中国茶は、茶葉と少しの茶器に心得があれば、どこでも気軽に楽しむことができます。

【画像】ガラス茶器を使った淹れ方の手順を確認

今回は、ガラス茶器を使った簡単な淹れ方についてご紹介したいと思います。日本でも手に入る道具で応用できますので、ぜひおうち時間に取り入れてみてはいかがですか。

ガラス茶器で淹れるのに必要な道具

ガラス茶器

それでは、下記の5つの道具を使って淹れていきたいと思います。

(1)茶荷(チャーホー) 茶葉入れ。小皿でも代用可

(2)茶匙(チャーシー) 茶杓。ティースプーンでも代用可

(3)公道杯(ゴンダオベイ) ピッチャー。耐熱グラスコップでも代用可

(4)品銘杯(ピンミンベイ) 湯飲み。お猪口(おちょこ)でも代用可

(5)熱水壺(ルーシュイフー) 湯沸かし器。電気ケトル、鉄瓶でも代用可

ガラス茶器で淹れるのにおすすめの茶葉

ガラス茶器で淹れる利点は、なんといっても茶葉の美しさを鑑賞できる点です。そのため、目に鮮やかな緑茶や淹れたときに、茶柱が立ち上下に揺れる「白茶」や「黄茶」がおすすめです。茶葉が踊りながら開いていく様子を楽しめます。

ガラス茶器を使った中国茶の淹れ方

ガラス茶器

1.公道杯(ピッチャー)と品銘杯(湯飲み)をお湯で温めておきます。温まったら、深めのお皿にお湯を流します。これは茶器をきれいにすると同時にお湯で温めておくことで、お茶の温度が下がらないようにするために行います。

ガラス茶器

2.茶匙(茶杓)を使って、茶葉を公道杯(ピッチャー)へ入れます。茶葉の量は茶器の1/5の量を目安としましょう。



3.お湯を1/3の量まで注ぎます。最初は少しずつ入れていきます。「緑茶」「白茶」「黄茶」の場合、60〜75度のぬるめのお湯で淹れることで、旨みを引き立てます。

ガラス茶器

4.公道杯(ピッチャー)を両手でゆっくり回して、茶葉がお湯に馴染むようにします。



5.8分目までお湯を注ぎ足します。この時、茶葉がくるくると回るように、勢いよく注ぎます。

ガラス茶器

6.お茶の色が出てきたら、品銘杯(湯飲み)に注ぎます。

「品銘杯」と呼ばれる小さな湯飲みを用いるのは、香りをダイレクトに楽しんだり、ゆっくりと味わったりするためです。耐熱グラスのコップで淹れた場合はそのままお飲みください。

お湯を足せば、三煎から七煎ぐらいまで味わうことができます。その際は味や香りの変化も感じてみてください。



中国のお茶館で緑茶を注文した際に、コップに茶葉が入ったまま出てくることがあります。茶葉が口に入ってしまい慣れるまでは飲みにくいかもしれませんが、実はこれが中国の一般的な家庭での飲み方なのです。茶葉に息を吹きかけ、向こうに押しやるようにしながら飲んでみてください。

さわやかなお茶の香りとともに、ガラス越しに舞う茶葉を眺めているだけで、気持ちがリフレッシュしていきます。ぜひこの春、見た目も楽しめるガラス茶器でおいしい中国茶を味わってみてはいかがでしょうか。

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