2021/05/11 ビジネス

米国で上場の中国不動産テック「貝殻找房」とは?テンセントも出資する新興企業の動向

写真:PIXTA

中国において、トークアプリはWeChat、Eコマースはタオバオや拼多多、動画はiQiYiやbilibiliなど、巨大IT企業が様々なプラットフォームで覇権を握っています。そんな中、不動産業界でも注目されるべき巨大なプラットフォームが生まれています。それが今回ご紹介する「貝殻找房」(中国読み:ベイクジャオファン)です。

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「貝殻找房」とは

「貝殻找房」(以下、ベイク)とは、新築住宅から賃貸物件・リフォームまで不動産に関するサービスをワンストップで提供するプラットフォーム。その前身は鏈家(以下、リエンジャー)という不動産仲介会社です。同社は2001年に北京で誕生し、そこから中国国内29都市に事業所を開設。そして、2018年4月に貝殻找房という不動産総合プラットフォームがスピンオフしました。

ベイクはあくまでプラットフォームという立ち位置で、不動産仲介業はリエンジャーを中心とする各仲介業者が担うという形をとっています。

ウェブページのほか、ネイティブアプリ、WeChat上のミニアプリからもベイクのサービスを利用することができます。

貝殻找房の大きな特徴

(1)VRを用いたバーチャル内覧
すべての物件ではないものの、ベイク上の多くの物件にはVRが適用されており、スマートフォン上でよりリアルに物件の様子を見ることができます。また、音声が登録されている物件もあり、VRに合わせた音声を聞くことで、より詳細に間取りや周辺環境をつかむことができます。

さらに、VR画像を見ている最中に仲介業者に連絡を入れることができ、自分の端末で見えているVR画像をもとに部屋の説明を受けることができる機能も実装されています。

(2)詳細な仲介者情報
ベイクには仲介会社の担当者情報が記載されており、利用者はその担当者がどのような経歴でどのような評価を受けているのかを詳細に見ることが可能。

具体的には、その担当者のスコアがベイク独自の算出方法で表示されているほか、顧客の評価スコアや、これまでの成約数、経験年数などが記載されています。なお、この機能は、2021年5月現在では系列仲介業者であるリエンジャーの担当者のみに適応されているようです。

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