2021/05/20 カルチャー

学校の勉強だけじゃない! 中国の子どもたちを“囲む”習いごと事情

※写真はイメージです 写真:PIXTA

とにかく成績重視、テストの点数重視の中国。子どもたちが勉強する場は学校だけではありません。学校のあとには「習い事」という別のお勉強も待っているのです。

今回は、中国の習い事事情をみていきたいと思います。

【関連記事】中国の保護者たち「日本の幼稚園」に熱視線のなぜ?その納得の背景

スタートダッシュのためにの乳幼児教育

実は中国の「習い事」。学齢以前から始まっています。もっとも特徴的なものは「早期教育中心」、略して「早教中心」と呼ばれるもの。簡単にいえば乳幼児向けの塾です。

早期教育中心にはいろいろなタイプがあります。例えば、子どもの運動能力の成長を助ける授業や音楽などで五感の発達を促進するもの、英語や算数などの将来的な小学校教育に備えたものなど、学校ごとに多様なカリキュラムが備わっています。

もともと中国では「不能輸在起跑線(スタートラインで負けてはいけない)」というスローガンのような言葉があり、子どもにとってのスタートラインである乳幼児期に、秀でた学習能力などを身に付けさせようとするのです。

ちなみに大都市部ではこうした早期教育中心は、住宅エリアに近い大きなショッピングモールの中にあり、そこでは子どもの授業の終わりを待つ親や祖父母の姿が多くみられます。

中国では年々出生率は減少し、子どもが少なくなっているといわれますが、早期教育市場は右肩上がりが続いています。中国の調査会社・iiMedia Researchは、2015年には約1,173億元(約1兆9,886億円)だった早期教育市場の規模は、2021年には約3,276億元(約5兆5,540億円)に達すると予想しています。

いずれにせよ、中国ではまさに生まれて間もないころから習い事が始まっているのです。

RECOMMENDEDおすすめの記事


関連する記事

ランキング