2021/05/27 カルチャー

過酷な競争社会で生きる中国社会人の「習いごと」事情

中国の学校教育における競争は大学入学でひと段落つきますが、社会、会社生活に入っても競争は続きます。その中で大人になっても「自分磨き」に時間を費やす人も少なくないのです。競争、プレッシャー社会の中国、大人の習い事を見てみましょう。

中国の保護者たち「日本の幼稚園」に熱視線のなぜ?その納得の背景

余暇ではなく、ガチ学習の中国社会人習い事事情

大人の習い事。日本で考えれば、仕事帰りにカルチャースクールや料理学校に通って…というのを思い起こすかもしれません。中にはサッカーや野球など社会人のスポーツチームやサークルに所属して、仕事以外の時間を過ごしている人も多いかと思います。

しかし、中国では社会人の習い事は「資格習得」という傾向が一般的。英語や日本語などの語学スクールもありますが、会計(簿記)や経営、人事労務、さらには法律などガチな習い事というべきスクールが多いのです。週末コースなどでは1日みっちりカリキュラムをこなし、資格試験に臨む。まさに「余暇ではない習い事」なのです。

日本でポピュラーな「お料理教室」などはあるのでしょうか?実はそうした教室は、中国の大都市でもあまりなく、上海に進出している日本の料理教室などは、中国に今までになかった習い事スポットとして、若い女性から注目されています。

中国で料理を学ぶといえば、お料理教室ならぬ「調理師専門学校」。地方都市を中心に数多く存在しています。有名どころでいえば「東方烹飪学校」などは、本格的な中華料理の調理師資格を得ることができ、大手レストランチェーンなどの就職先にも困らないという人気の学校。同校はそのほか自動車技師やパワーショベルなどの職業訓練校を数多く運営していますが、日本の「習い事」ではなく、まさしく「職業訓練学校」や「専門学校」の趣きなのです。

また国画(水墨画)や二胡(胡弓)など中国特有の文化教室、ピアノやバイオリンなどもあるのですが、若い人、特に仕事をしている人で余暇として学ぶ人は少なく、もっぱら子どもたちの習い事になっているのです。

RECOMMENDEDおすすめの記事


関連する記事

ランキング