2021/06/03 エンタメ

ホアン・シュエン出演!中国映画『芳華』が描く激動の70年代を生きた若者の青春

(c)2017 Zhejiang Dongyang Mayla Media Co., Ltd Huayi Brothers Pictures Limited IQiyi Motion Pictures(Beijing) Co.,Ltd Beijing Sparkle Roll Media Corporation Beijing Jingxi Culture&Tourism Co., Ltd All rights reserved

夢や希望にあふれる青春時代。二度と戻らない若さという輝きを、軍の歌劇団である文芸工作団に捧げた若者たちの姿を描いた青春映画が『芳華-Youth-』(以下、芳華)です。2017年に中国で公開されるやいなや、1カ月で約230億円の興行収入を突破し、爆発的なヒットを記録しました。

【画像4枚】時代に翻弄されるシャオピンとリウ・フォン

本作の監督を務めたのはヴェネチア、トロント映画祭などで数多くの受賞歴のある巨匠フォン・シャオガン。中国映画界を代表する監督であると当時に、『ロクさん(原題:老炮儿)』では主演を務め、中華圏を代表する映画賞の一つである「金馬奨」の主演男優賞を獲得した俳優でもあります。そんな監督自身も若き時代を文工団で過ごしたひとり。本作は自身の青春時代を投影した作品であるともいえるのです。

文工団に青春を捧げた若者たち

舞台は1970年代の中国。夢と希望にあふれた17歳の少女シャオピンは、歌や踊りで兵士たちを慰労し鼓舞する軍の歌劇団・文工団に入団します。農村出身のシャオピンは周囲になじめず、先輩からはいやがらせも受けるようになってしまいます。そんな彼女の心の支えは模範兵のリウ・フォンでした。

しかし、リウ・フォンは恋愛問題を起こしてしまい、文工団を追われのちに中越戦争の前線に送られることになります。シャオピンもリウ・フォンを追うように、看護兵として前線の病院へ。二人はそれぞれに戦争の過酷な現実を目の当たりにし、人生が大きく変わっていきます。

模範兵のリウ・フォンを演じたのは、映画『空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎』やドラマ『私のキライな翻訳官』などで知られる人気俳優のホアン・シュエン。マイケル・ジャクソンに憧れてダンスの道を志し北京舞踏学院で学んだ経歴を持ち、しなやかで知的な出で立ちが印象的です。

輝かしい青春と中越戦争の影

中国映画では、歴史的社会的背景を深く反映している作品が多いですが、本作も文工団と中越戦争という2つの要素を軸に描かれています。

文工団に青春を捧げたはずの若者たちは、自身の意思とは別に中越戦争の最前線に向かうことになります。フォン・シャオガン監督は、この中越戦争の過酷さを6分にも及ぶ戦闘シーンで非常にリアルに表現し、そして戦争に運命を翻弄されたシャオピンとリウ・フォンの姿を描き出しました。物語の前半と後半、戦場に行った者と行かなかった者とで、“青春”の光と影が対比され、二人の歩んだ道の重みが感じられるのです。

特に印象に残るのが、文工団最後の公演のシーン。戦争で心を病んだシャオピンがひとり踊るシーンが非常に美しく、彼女にとって、そして文工団の人々にとって、文工団こそが輝かしい青春時代だったということがひしひしと伝わる場面です。

そして物語の最後、シャオピンがどのように生きたかをぜひ見届けてほしいと思います。

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芳華-Youth-
原題:芳華
監督・製作:フォン・シャオガン(馮小剛)
キャスト:ホアン・シュエン(黄軒)、ミャオ・ミャオ(苗苗)、チョン・チューシー(鐘楚曦)     、ヤン・ツァイユー(楊采鈺)、チャオ・リーシン(趙立新)ほか
価格:Blu-ray 5,170円/DVD 4,180円
発売元:アット エンタテインメント
販売元:TCエンタテインメント
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