2021/06/03 カルチャー

豪華旅行からの大転換 ?中国の若者に広がる「キャンプ」という旅行の新潮流

写真:PIXTA

中国では6月のビッグイベントである大学入学試験「高考」が終了すると、本格的に夏の到来。一気に夏休みムードへと入っていきます。そして夏休みといえば、「バケーション」。中国も例外ではありません。

近年、中国の休暇の過ごし方は大きく変わりつつあります。特に1990年代生まれの「90後世代」や「Z世代」など、以前とは異なる価値観を有する世代の登場によって、新しいバケーションや旅のかたちが現れています。今回は、中国の若者に人気のバケーションのかたちを紹介します。

中国に出現したキャンプブーム

2020年、コロナ禍に見舞われた中国では、にわかに「ピクニック」が人気になりました。友人や家族でお弁当を持ってレジャーシートを敷いて公園などでゆっくりと過ごす。そんな時間を楽しむというニーズが増えたのです。

これに加えて一部では「ゴシックロリータ」や「洋風好き」がミックスしたヨーロッパ風のピクニックをして写真を撮る様子がSNS上で見ることができました。

おそらくは新型コロナウイルスによって巣ごもり生活を送ってきた反動で、太陽の下、広々とした空間でゆっくりと過ごすことへの希求が高まったせいもあるかもしれません。

そして今、こうした中国のレジャーブームは、「キャンプ」というかたちに変わり中国の若者を中心に人気になっているのです。

中国のメディア「CBNData」の記事によると、中国の体験共有型アプリ「小紅書(RED)」では、2020年のキャンプに関する投稿記事数が前年の271%。さらにキャンプ関連ノートの閲覧数も、2020年は前年比170%という数値に達しているとのことです。

その中心となっているのは90後やZ世代なのですが、ここにきてキャンプブームがきたはっきりとした理由は不明です。日本では「ソロキャンプ」が注目されましたが、中国の場合は「コロナ避け」という意味合いも薄く、おそらく一つには「自然の中で過ごす」というのが「オシャレになっている」のではないかと考えらます。

また、大都市ではマイカーを所有する人が多く、行動範囲が広範囲に。マイカーであまり人のこない自分が行きたい場所へと行く、というスタイルが広がってきたようにも思います。

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