2021/06/21 ビジネス

【2021年の618セール】ECサイト京東は3,438億元で記録伸ばす シャオミは前年比90%増

写真:PIXTA

中国大手ECサイト「京東(JD.com)」が創業記念日である6月18日にセールを始めたことをきっかけに、今や中国の商戦期の一つとなった「618セール」。多くの企業がセール期間の売り上げを競い合っています。

現時点で判明している2021年の「618セール」の結果を見てみましょう。

京東は昨年比27.7%増の注文額を達成
京東は、618セール期間(6月1日~6月18日)の注文金額が3,438億元(約5兆8,400億円)に達したと発表しました。昨年の2,692億元(約4兆5,800億円)から27.7%増となり、今年も順調な伸びを記録。

236ものブランドが取引額1億元(17億円)を超えたとし、そのうち73%が中国のブランドであるといいます。また、昨年からとりわけ注目を浴びているライブコマースについては161%増となり、伸びしろがあることをうかがわせました。

アイドルグループ「INTO1」さっそくライブコマースに起用
家電量販店の「蘇寧(スーニン)」は、当日の注文件数が25万件を突破したと発表。また、オフラインにも力を注いでおり、全国15都市のオフライン店舗では昨年同期比の15%増の売り上げを記録。蘇寧傘下のラオックスが6月12日に山東省済南市にオープンした初のセレクトショップ「Laox Select」も盛り上がりを見せたとアピールしました。

スマートフォンをはじめとするスマート家電メーカーの「小米(シャオミ)」は、全プラットフォームでの支払額が190億元(約3,230億円)を突破し、前年比90%増としました。また、ライブコマースによる売り上げが13.4億元(約228億円)と、前年比92%増を記録したと発表しています。

アリババ傘下のライブコマース「淘宝直播(Taobao Live)」では、日本からもデビュー選抜入りし話題となったアイドルグループ「INTO1」のメンバーを早くも起用。セール期間中に化粧品などのライブコマースを行いました。

明確に取引額を公表しているEコマースプラットフォームは京東のみで、セール後にアリババが速報として合計取引金額を公表していないのは昨年と異なる点です。

加熱するセールに対し国が対策も
中国・工業情報化部は618セールを目前に控えた6月11日に、行政指導会議を開催。アリババや京東、拼多多ほか、関連した企業が参加したこの会議にて、「ユーザーの希望なしにセールに関するマーケティングショートメッセージを送る行為はユーザーの権利を侵害している」とアナウンス・警告しました。

昨年はアリババが独占禁止法に違反したとして罰金を科せられたこともあり、加熱するセール、巨大化するEコマース企業について、国による一定の対策がとられていることが見てとれます。

1元=17円で計算

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