2021/07/22 カルチャー

急発展する「上海」でノンビリ過ごして学んだこと ~机には向かわない中国語勉強法~

写真:PIXTA

1990年代終わりに中国に渡った筆者。

「留学」という名目で行ったからには勉強をせねばなりません。その中でネックとなるのが中国語の習得。今回は留学で本当に中国語ができるようになるのか?そんな疑問を考えつつ、中国に「行ってから」本格化した中国語学習とそのほか学習環境について辿っていきます。

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「旅行会話レベル」の中国語で留学

いまでこそ日本でも日常的に中国語を使用して仕事をしたり、中国の友人とチャットで会話などをしたりとしているのですが、生まれながらに中国語ができたわけではありません。

そもそも父母を含めて、全員が日本人の家庭で生まれ育った筆者。母国語も日本語であるため、中国に行って会話をしようと思えば、当たり前の話ですが中国語を習得しなければなりません。とはいうものの、実は中国語の勉強を本格的にやり始めたのは、中国に到着してから。日本で勉強していたころは、全く身が入らず「旅の基礎的な中国語」レベル。ピンインはもちろん四声もうろ覚え…といった状況でした。

それでも今、中国語をある程度仕事でつかえるようになったのは、もちろん留学によるところが大きいと思います。その理由は極めて単純で「中国語を話せるようにならなければ、当初の目的の勉強どころか生活すらままならない」状況だったからです。

私が留学をした当時も、日本からは多くの留学生がいました。しかし、その評判は芳しくなく「日本人留学生はあまり勉強しない」というのが、当時の留学先の「留学生事務局」の評価だったのです。というのも、半年~1年位の語学留学生は、とりあえずその期間在学さえしていれば日本の大学での単位がもらえるという意識の学生が多く、出席率と勉強意識の低さが目立っていたのです。多くの日本人留学生は日本人同士のグループで行動してしまい、日本語だけで生活できてしまう環境ができあがっていました。

ただ、筆者は生来のコミュニケーション下手が幸いして(?)、いずれのグループにも属さず、1人で淡々と生活することになったのです。そうなると、生活のほとんどを自分で何とかしなくてはならず、無理やりにでも中国語がしゃべれるようにならないと「生きていけなかった」わけです。

ちなみに一般の語学留学生とはカリキュラムも別で、異なる教師が担当していました。ほぼ1対1に近い形での授業が多く、英語もできなかった私は、その先生とコミュニケーションを取るためにも中国語を会得するしかない状況。そう、中国語を学ぶためにも中国語を身に付けなければならなかったわけです。

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